猫と暮らす
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シャム猫の変貌に驚き! 毛の色が変わりすぎる理由を専門家に聞いてみた
そこでこの記事では、シャム系の猫の毛の色が濃くなるワケについて、ねこのきもち獣医師相談室の先生に聞いてみました!
シャム系猫の毛の色がだんだんと濃くなるワケ
「仔猫から成猫になるにつれて、毛の色が濃くなったり模様が出たりすることはよくあります。夏毛と冬毛で色の見え方が少し違うこともあります。また、老猫になると白髪が出てくるので、色が薄くなってくることもありますね」
「シャム猫の場合は、サイアミーズ遺伝子が毛色と関係していて、体の体温が低い部分の色が濃くなっていきます。純血種のシャム猫だけでなく、シャムが入っていそうなMIXも、成猫になるにつれて色の変化が見られますね」
「生まれたときはまだ体の色が薄いことがありますが、これは母猫のお腹の中があたたかかった影響で、ポイントカラーが薄いのです」
シャム猫に関する豆知識
さて、ここからはシャム猫の起源と性格について紹介します。
シャム猫の起源
シャム猫が世界的に知られるようになったのは、18世紀以降。タイ駐在の英国大使が帰国するとき、王様から2匹のシャム猫を贈られたことを機に注目を浴びて、1990年代には改良も進み急速に世界各国に広まったのだとか。
ちなみに、先述で「シャム猫の場合は、サイアミーズ遺伝子が毛色と関係している」と説明しましたが、シャム猫の別名がサイアミーズであり、海外ではサイアミーズが通称だそうです。
シャム猫の毛の種類
- 体は薄いクリームに黒褐色が入る「シール・ポイント」
- アイボリーのベースにミルクチョコレート色が入る「チョコレート・ポイント」
- 青みがかったホワイトに青灰色が入る「ブルー・ポイント」
- 寒色寄りのホワイトにかすかにピンクが混じったグレーが入る「ライラック・ポイント」
シャム猫の性格
寒がりな性格も影響しているのか、シャム猫は人と触れ合うことが大好きなコが多い傾向に。ひざなどに乗り、飼い主さんの体温を感じていたいのかもしれません。
シャム猫はよく鳴く猫としても知られており、飼い主さんに向かって話しかけるようにアピールすることも。そのときどきで、愛猫の要求に応えてあげられるといいでしょう。
参考/猫図鑑
参照/Instagram(@okoge_nya_、@nordenstein、@blue_moon_blue55)
※一部の写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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