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猫の負担を軽減するために。新しい譲渡会のカタチ「移動式譲渡会」【一般社団法人Do One Good】

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近年では多くの場所で行われている保護猫の譲渡会ですが、慣れない環境にストレスを感じやすい猫にとっては負担になることも。その負担を軽減するために考案された"移動式譲渡会"の様子をご紹介します。

写真提供/一般社団法人Do One Good

課題から見つけた新しい譲渡会の形

一般社団法人Do One Good(以下、団体)は登録する動物保護団体の定期譲渡会やオンライン譲渡会による譲渡推進活動の手助けをする団体。団体が初めて譲渡会の開催に選んだ場所は、農家さんが自身で育てた野菜などを売る市場、青山ファーマーズマーケット。動物嫌いな人や衛生面の問題から反対意見も。しかし保護猫や犬への価値観を変えたいという団体代表理事の高橋さんの熱い思いに賛同する人が増え、開催にこぎつけることができました。この譲渡会を皮切りに、さまざまな場所での譲渡会開催が始まったのです。

写真提供/一般社団法人Do One Good
日頃、譲渡会会場として使われるトレーラーハウス

実際に譲渡会を行ってみると、課題も見えました。
譲渡会の認知度を上げるため、人通りの多いスポットで開催する必要がある一方、猫は気温や環境の変化などに敏感で、外へ出ることにストレスを感じやすく、屋外での開催は難しいという問題があったのです。

そこで採用したのがトレーラーハウス。
「トレーラーハウスなら屋根や床、壁も囲われていて静かで、室温管理もできるなど、猫のストレスを軽減しながら行うことができます。さらに駐車場さえあれば移動式の譲渡会としてどこでも開催できるのです」と高橋さん。猫への負担を考慮したこの方法で、全国約100の保護団体と連携し、恵比寿ガーデンプレイスや幕張メッセなど人通りの多い場所で定期的に譲渡会を開催するプロジェクト「ADOPTION PARK」を実施。約900回の譲渡会を開催し、1000匹以上の猫の新しい家族が決まりました。

写真提供/一般社団法人Do One Good
トレーラーハウスの中。猫の負担を考え、入場制限をすることも

トレーラーハウスのさらなる活用法とは?

また、トレーラーハウスの活用は譲渡会のみに留まりません。
東日本大震災や熊本地震で団体がボランティア活動を行った際に、同行避難をしても避難先で一緒に過ごせなかったり、家に留まっても水が使えず困っていたりする飼い主さんの姿を見てきたという高橋さん。その経験から、 2018年に起きた西日本豪雨では岡山県倉敷市にトレーラーハウスを2基用意し、同行避難をした人たちのペットを一時預かりするなど、ボランティア活動にも尽力。

「ペットのことが心配で、飼い主さんがストレスを感じてしまうことも多く、少しでもその不安を取り除いてあげたいと思ったのです」と高橋さん。新しい動物愛護の形を探し続けるDo One Goodの今後に注目が集まります。

写真提供/一般社団法人Do One Good
避難先に停めたトレーラーハウス内で一時預かりを行ったときの様子

いかがでしたか? 今回紹介したような猫にも優しい譲渡会が増えていくといいですね。みなさんも機会があればぜひ立ち寄ってみてくださいね♪



参考/「ねこのきもち」2021年2月号『猫のために何ができるのだろうか』
文/carrie-the-cat
※この記事で使用している画像は2021年2月号「猫のために何ができるのだろうか」に掲載しているものです。

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