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コロナ禍でも新しい出会いを!里親さんと猫をつなぐ“オンライン譲渡会”【一般社団法人Do One Good】

新型コロナウイルスの影響で思うように譲渡会が開催できず、頭を抱えている保護団体は少なくありません。そんな団体や保護猫を救うために新しく始まったのがオンライン譲渡会。その様子をご紹介します。

“被災猫”を譲渡につなげたくても自粛で現地に行けなかった…

一般社団法人Do One Good(以下、団体)は日頃、登録する動物保護団体の定期譲渡会やオンライン譲渡会による譲渡推進活動の手助けをしています。2016年に起きた熊本地震では被災動物のボランティア活動に参加。

「当時、現地で感じたのは被災動物の保護や管理が大変で、譲渡まで手が回っていないということ。そこで、これまで都内で培ってきたノウハウを生かし、譲渡に特化したプロジェクト『ジョートフル熊本』を立ち上げました。県や市に登録している保護団体と協力し、翌年から月1回の譲渡会を実施。ところが、一昨年のコロナ問題により現地に行くことができなくなってしまったことから、オンライン譲渡会を実施することにしたのです」(代表理事の高橋さん)。
写真提供/一般社団法人Do One Good

“自走型の譲渡会”でより身近な存在に

第1回目では、熊本県の保護団体の様子をライブ配信。日頃から譲渡活動を応援してくれている地元住民など、約80人の視聴者から8匹すべての猫に新しい家族が決まりました。「ふだんのリラックスした状態の猫が見られるため、みなさんから好評をいただいています。熊本県では今後も月1回のペースで続ける予定です」と高橋さん。

また、愛知県の保護団体とも協力し、オンライン譲渡会を開催。保護猫をのせたネコバスが市内を走る様子は口コミなどで広がり、少しずつ認知度も高まっています。さらにライブ配信中にも保護団体との面談を可能にするなど、譲渡の入り口を広げています。

画像/2021年2月号「猫のために何ができるのだろうか」
スタジオ・保護団体・保護猫をのせて市内を走る「ネコバス」。この3つを中継でつなげたYouTubeでは、リアルタイムで猫たちの様子を視聴可能
今後団体は、オンライン譲渡会の継続はもちろん、保護動物の飼育環境の改善を目的とした募金活動の充実化も図る予定とのこと。「私たちは、みなさんが保護猫をさらに受け入れやすい未来を創ることを目標に、これからも活動を続けます」と高橋さん。新しい動物愛護の形を探し続けるDo One Goodの今後に注目が集まります。
写真提供/一般社団法人Do One Good
オンライン譲渡会の様子。後日アーカイブで配信映像を見ることもできます
いかがでしたか? オンライン譲渡会は保護猫のリラックスした様子が見られるのもメリットのひとつ。コロナ禍で大変な時期が続いていますが、おうち時間に"オンライン譲渡会"をのぞいてみるのもいいかもしれませんね♪ 
参考/「ねこのきもち」2021年2月号『猫のために何ができるのだろうか』
文/carrie-the-cat
※この記事で使用している画像は2021年2月号「猫のために何ができるのだろうか」に掲載しているものです。
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