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マンチカンなどの「胴長短足猫」の飼い主は覚えておきたい! 注意すべきケガと対策

短い足と可愛らしい丸顔が印象的なマンチカン。猫飼いさんのなかでも人気の猫種ですよね。マンチカンなどのいわゆる「胴長短足猫」は、その身体的な特徴から生活のなかで注意すべきことがあるのだそう。今回、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。

マンチカンなどの胴長短足猫が注意すべきケガ

見つめる猫
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——マンチカンなどの胴長短足猫の飼い主さんが知っておきたい、「注意すべきケガ」について教えてください。

ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「胴長短足猫では、その身体的特徴のために、ほかの猫に比べて跳躍力が劣るという特徴があります。

もちろん猫なので、基本的には階段に飛び乗ったりといった行動はできますが、段差が大きい階段や、高さのあるキャットタワーなどに上ろうとしたときに、その跳躍力のためにうまく飛び乗れなかったり、段差から転落してケガをしやすいということは覚えておいたほうがよいでしょう」

——ほかの猫種よりも、高さのある場所での活動は注意したほうがよいのですね。

獣医師:
「また、体重が増えすぎて肥満になると、短い足で重たい体を支えることになります。関節に負担をかけてしまいますので、肥満にならないよう気をつけましょう

マンチカンなどの胴長短足猫がケガをしないための配慮

見つめる猫
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——マンチカンなどの胴長短足猫と暮らしている飼い主さんができる「ケガの予防策」はなんですか?

獣医師:
「高さに配慮した高すぎないキャットタワーを置くようにしましょう。もし転落しても大丈夫なように、フローリングにマットを敷いたり、クッションを置いてもよいかと思います。

また、猫が高いところに上がってケガをしそうな場所があるようであれば、最初から登れないように工夫をしておきましょう」

——階段を上り下りする猫もいると思いますが、対策が必要ですか?

獣医師:
「その場合は、階段にマットを敷いておいてもよいと思います」

肥満対策を日頃から心がけよう

くつろぐ猫
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——愛猫が肥満にならないよう、飼い主さんが気をつけたいことはなんでしょうか?

獣医師:
「肥満防止には、日頃から食事量、食事カロリーは決められた量を与え、おやつを控えましょう。おやつを与えるとしたら、1日のカロリーの10%以内におさめてください。また、適度な運動も必要です。動物病院での定期的な健康チェックも必要でしょう」

眠る猫
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マンチカンなどの胴長短足猫の飼い主さんは、生活のなかでケガをしやすい環境になっていないかどうか、確認してみてください。愛猫が安全に、快適に暮らせる工夫をしてあげましょう。

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/Honoka
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