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愛猫にサプリを与えていますか? 興味はあるけど与えたことがない人が多い「猫サプリの基礎知識」

健康意識が高まるなか、美容や健康のために日常的に摂取している人も多いサプリメント。気軽に健康維持をサポートできて便利ですよね。じつは、人と同様に猫用のサプリメントも存在します。愛猫のためになるのなら試してみたいけれど、「どんなふうに選んだらよいのか」「気軽に与えてもいいのか」と気になっている飼い主さんもいるのでは? そんな疑問を解消すべく、猫用サプリメントについてモノカどうぶつ病院の獣医師・小林清佳先生に聞いてみました。

サプリメントは健康維持をサポートするために与えるもの

サプリメントは、薬の一種と思いがちですが、じつは健康維持や栄養補給を目的とした「食品」です。猫の体質や生活スタイルによっては充分に摂れない栄養を補ったり、体の気になる部分の健康維持をサポートするために与えます。形は薬に似て、タブレット、カプセル、粉末、液体などさまざまです。
撮影/小森正孝
サプリは「食品」に含まれます

使うのは気になる症状があるときや将来の病気が心配なとき

病気ではないけれど愛猫の体質や症状などが気になるときにサプリメントを使うケースが多いです。また、薬を使う前に、体への負担が少ないサプリメントを使いたいという飼い主さんの強い意向で使うケースもあります。
イラスト/二階堂ちはる

獣医師と相談し、猫が長い期間摂取できる形を選んで

サプリメントを使用する際は、かかりつけの獣医師に相談し、愛猫の症状や体質などを考慮したくわしいアドバイスをもらいましょう。また、サプリメントは継続して使うことが大切なので、成分が同じであれば、猫が好んで食べる形のものを選ぶといいでしょう。
イラスト/二階堂ちはる

最低1~2カ月は使い、以降は愛猫の様子を見て使い続けるかの判断をして

サプリメントは食品の一種。それが体内に吸収されて、体質などが変化するまでには長い時間がかかります。最低でも1〜2カ月は使い続けるといいでしょう。その間、愛猫の様子がどう変化したかを見て、使い続けるか、やめるか、かかりつけの獣医師と相談の上、判断しましょう。
イラスト/二階堂ちはる

薬や療法食と併用すると病気によってはその効果を妨げることも

猫の持病や服用している薬によっては、サプリメントが使用できないこともあります。サプリメントに含まれる成分が薬の作用を妨げてしまうことがあるからです。
また、療法食も、水とその療法食以外は口にしないことが必須条件の場合は、サプリと療法食との併用はできません。
ハンモックでくつろぐ猫
ramustagram/gettyimages
2019年12月に行った『ねこのきもち』モニター192人へのアンケート調査によると、約2割の人が愛猫にサプリメントを与えていました。その理由は、「老化が気になる」「体調を崩しやすい」「おなかの調子が気になる」などさまざま。現在のお世話にプラスαで何かしてあげられたら・・・・・・と考えている飼い主さんは、これらの知識をふまえてサプリメントの導入を検討してみてもよいかもしれませんね。
参考/「ねこのきもち」2020年5月号『基礎からわかる「ねこサプリ」』(監修:モノカ動物病院院長 小林清佳先生)
文/ハナマサ
撮影/小森正孝
イラスト/二階堂ちはる

※この記事で使用している画像は2020年5月号「基礎からわかる『ねこサプリ』」に掲載しているものです。

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