短毛種
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ボンベイの特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑

ボンベイ
- 英語名
- Bombay
- 原産国
- アメリカ
- 公認団体
- CFA・TICA
- 毛種
- 短毛種

高野 八重子 先生
ボンベイの特徴・性格・毛色
ボンベイの飼いやすさ 各項目の数値が大きいほど飼いやすい傾向
ボンベイの性格
また、大変賢く、まるで犬のように人と一緒にいることを好みます。飼い主さんと一緒にいることが好きですから、きっと、家族の一員として仲よく暮らせることでしょう。
ボンベイの大きさと体型
顔の特徴ですが、頭部が丸く、平らな部分はありません。また、よく発達した力強い顎も丸いので、全体として丸顔です。1ペニー硬貨にもたとえられるほど目は銅色で大きく、左右の目は離れています。鼻には、はっきりとしたストップ(目と目の間にあるくぼみ)が、目の高さの位置にあります。耳については、根元の部分が広く、先端が丸いのが特徴です。なお、耳と耳の間は離れています。
体重:3~5kg
ボンベイの毛色の種類
ボンベイの心配な病気
・体重が増えやすい「肥満症」
・膵臓で作られるインスリンが何らかの原因で不足するなど、うまく作用せず、さまざまな不調を引き起こす。体重増加に伴い罹患しやすい「糖尿病」
・体重増加に伴い、ひじや膝などの関節に負担がかかり、関節の周囲に炎症が起こることで慢性的な痛みが伴う「関節疾患」
・皮膚がべたついたりする「脂漏性皮膚炎」
・心臓の筋肉が厚くなりすぎて、心臓に十分な血液を送り出せなくなる「肥大型心筋症」
・急激に腎臓の働きが低下する 「急性腎不全」
・先天的に頭部の骨が正常に形成されず、顔面中央部の無形成、髄膜脳瘤といった顔面奇形が生じる「前頭鼻骨異形成」
・血液中のカリウムの濃度が低下し筋肉が正常に収縮しなくなる「低カリウム血症」
・ガングリオシドという糖脂質が脳などに蓄積してしまう遺伝的な病気「ガングリオシドーシス」
ボンベイの価格相場(2024年)
価格 | 27万円~ |
※ペットショップ・ブリーダーのウェブサイトを編集部で調査(2024年5月)。
ボンベイの飼い方
ポイント(1)一緒にいる時間を作ってあげられる人向き
ポイント(2)誤食につながるような細かいものは片付けて
留守番をさせるときは、入ってほしくない場所には行けないよう制限し、誤食につながるような細かいものなどは片付けておきましょう。
ポイント(3)年齢と目的に応じたフードを与えて
猫は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。
また、猫はもともと飲水量が少なくても生きていける体の構造ですが、そのぶん、結石症や腎臓病にかかりやすいので、なるべく水分を摂らせるように注意しましょう。
ボンベイに似た猫の種類
ボンベイに関する記事
ボンベイの歴史や背景
度重なる失敗を繰り返しながらも努力と工夫を重ねた結果、丸みのある頭に、丸く大きな金色の目、がっしりとした筋肉質の体型、黒光りする短毛などの特徴を持った、イメージ通りの猫を作り出すことに成功しました。これが1960年代に入ってからのことです。その姿から、インドのボンベイ(現在のムンバイ)に生息するインディアン・ブラックパンサーにちなんで、ボンベイと名づけられました。
それから育種と繁殖が行われ、1976年には、CFAによって新しい描種として公認されます。現在の異種交配は、カラーがセーブルのバーミーズとブラックのアメリカン・ショートヘアが認められています。
ボンベイと黒猫の違いとは?
・目の色がグリーンである
前述したように、ボンベイの目の色は、ゴールドからカッパーです。ですから、目の色がグリーンの場合は黒猫といえます(審査においては失格になります)。
・黒くない毛がある
ボンベイの毛色は漆黒です。少しでも異なる部分がある場合は黒猫といえます。毛並みの違いもあるのですが、目視で判断するのは少々難しいかもしれません。
・鼻と肉球に黒くない場所がある
ボンベイの鼻と肉球の色は、その毛色同様に真っ黒です。ピンクの部分がある場合、黒猫といえます。
・カギしっぽである
日本の猫には比較的多いと言われる「カギしっぽ」ですが、ボンベイのしっぽは、長くてまっすぐです。短いしっぽやカギしっぽの場合は黒猫といえます。
参考:『猫の教科書』(緑書房)
写真選定協力:石原さくら
猫写真家として、「ねこのきもち」表紙他多数で活躍するほか、メディアの出演・講演も多数。著書・共著に「てらねこ 毎日が幸せになる お寺と猫の連れ添い方」(KADOKAWA)、「かわいいかわいい ねこのかぶりもの」(パルコ)など。愛玩動物飼養管理士1級。A級キャットグルーマー。デボンレックスとシンガプーラのブリーディングの経験もあり、猫の品種についての造詣も深い
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