猫と暮らす
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ふだんの数倍抜け毛が増える猫もいるから対策したい「秋の換毛期の抜け毛対策」
今回は、改めて知っておきたい、猫にブラッシングが必要な理由や、ブラッシングのやり方について解説します。
猫のブラッシングの必要性とは?
毛玉の原因になる
なお、毛玉があまりにも巨大化してしまうと、自宅でのカットが難しくなるケースも見られます。この場合、トリミングサロンや動物病院で処置してもらう必要がでてくるでしょう。
さまざまな病気を引き起こす
毛球症は、飲み込んだ抜け毛が、胃腸で大きな塊となって停留する病気です。塊の大きさによっては、開腹手術で摘出しなければならなくなることも。
胃の中にとどまった毛玉が粘膜を刺激すると、胃炎を起こすことがあります。下痢や嘔吐などの症状が見られるようになるので注意しましょう。
毛玉などの嘔吐を頻繁に繰り返すと、逆流した胃酸が食道を刺激して、食道炎を起こすことが。放っておくと食欲低下などの症状が見られることもあります。
猫のブラッシングのやり方
猫のブラッシングの手順
- 首の後ろ→お尻
- 脇→後ろ足
- 首まわり
- しっぽ
短毛種と同様の手順に加え、以下のパーツを順番にコームでとかすようにしましょう。
- 脇の下→おなか
- 内股
- 耳の後ろ
猫が嫌がらない場合はシャンプーも効果的
シャンプーが嫌いな猫には、固く絞ったぬれタオルや、猫用のボディタオルで体を拭くのもおすすめです。
シニア猫は特にブラッシングが必要?
シニア猫にブラッシングが必要な理由
獣医師:
「シニア猫は老化により栄養が吸収しづらくなったり、ホルモンバランスの変化により皮膚のハリや毛づやがなくなってきたりするため、抜け毛が増えるほか、毛がパサついたり、割れたりするようになります。
また、老化により毛づくろいをしなくなることで、さらに毛の状態が悪くなってしまうこともあるため、ブラッシングで血行を促進してあげる必要があるのです。
なお、シニア猫になると皮膚に“できもの”などができることがあるので、こまめにブラッシングをしていれば、早めに異変に気付いてあげることもできるでしょう」
シニア猫のブラッシングのコツや注意点
獣医師:
「触られることを好む猫やブラッシングを嫌がらない猫であれば、やわらかめのブラシを使って、やさしくブラッシングをしてあげるとよいでしょう。嫌がるのにブラッシングをするとストレスを与えてしまうので、無理強いはしないでください」
――ありがとうございました。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫の抜け毛対策!原因や対処法、掃除のコツもご紹介!』(監修:横浜戸塚プリモ動物病院院長 草場宏之先生)
文・取材/ハセベサチコ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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