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人にもうつる危険がある猫の「猫カビ」「耳ダニ」を解説

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猫から猫へうつる病気(感染症)のなかには、人にもうつる可能性もあるので注意が必要です。

今回は、人にもうつる可能性がある猫の病気のなかから、「猫カビ」「耳ダニ」について解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

「猫カビ」ってどんな病気?

クローズアップ赤の猫窓際のベッドルームのベッド
bruev/gettyimages

正式には「皮膚糸状菌感染症(ひふしじょうきんかんせんしょう)」といい、病原はミクロスポーラムやトリコフィトンといった真菌です。

これら真菌は、猫の毛や皮膚に付着して増殖することで、毛の構造を壊してもろくさせるため、「猫カビ」に感染すると顔まわりや足、しっぽなどに円形の脱毛が見られます。放っておくと、さらに脱毛箇所が増えて全身に広がることもあるので、注意が必要です。

「猫カビ」が人にうつるとどうなる?

真菌が付着した猫が必ずしも「猫カビ」を発症するわけではありませんが、真菌は人にも感染することがあるので油断は禁物です。人に感染すると皮膚に紅斑ができ、かゆみを感じるようになります。

「猫カビ」の主な治療法

「猫カビ」の治療では、抗真菌薬の服用や塗布を行うのが一般的です。猫の場合、主に毛に真菌が付着しているので、患部のまわりの毛を刈り、皮膚に外用薬を塗布することで、真菌を排除します。

また、猫が嫌がらなければシャンプー剤で全身を洗い、体に付着している菌や感染した抜け毛を取り除くケースも。

「耳ダニ」ってどんな病気?

猫の木に横たわる剛毛の猫ライラックドット
Magdalena Kowalik/gettyimages

正式には「ミミヒゼンダニ症」といい、病原となるミミヒゼンダニが耳の外耳に寄生し、刺激性分泌物を放出したり、排便したりすることで炎症を引き起こす病気です。

猫が「耳ダニ」に感染すると激しいかゆみを感じるため、頭を振ったり足で耳のあたりをかいたりします。また、大量の耳アカが発生するのも特徴です。

なお、ミミヒゼンダニは繁殖力が強いため、放っておくと外耳で卵を産み、増殖していきます。そのため、猫を複数飼いしていて1匹が「耳ダニ」を発症すると、ほかの猫にも感染してしまう可能性が。複数飼いの場合は、症状の出ていない同居猫も必ず検査するようにしましょう。

「耳ダニ」が人にうつるとどうなる?

「耳ダニ」は人にもうつる病気ですが、実は人にうつったという症例はほとんどありません。万が一人にうつった場合でも、かゆみなどの症状が一時的に出る程度とされています。

「耳ダニ」の主な治療法

「耳ダニ」の治療では、外耳をきれいに洗浄し、駆除剤でミミヒゼンダニを駆除するのが一般的です。ただし、ミミヒゼンダニは猫の体外でも数日生きることができるので、耳の外に飛散して増殖する可能性もあるので注意しましょう。

なお、ほとんどの場合は猫から猫へと感染しますが、感染した猫が使ったベッドやおもちゃなどに成虫や卵が付着し、そこから感染するケースも見られます。そのため、感染した猫が使用したベッドやおもちゃなどは処分するか、きれいに洗って消毒することが大切です。

愛猫の皮膚や耳に異変を感じたらすぐに受診を

子猫イギリス
uzhursky/gettyimages

猫がもし「猫カビ」や「耳ダニ」に感染してしまった場合は、症状を悪化させないためにも、早めに治療を行う必要があります。愛猫の皮膚や耳に異変を感じたら、なるべく早く動物病院を受診しましょう。

参考/「ねこのきもち」2020年12月号『発症のしくみがイラストでわかる! 図解「うつる」「再発する」病気』(監修:斉藤動物病院院長 獣医学修士 日本臨床獣医学フォーラム監事 齊藤邦史先生)
文/ハセベサチコ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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