1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 生態
  4. 性格
  5. 親猫の性格が影響 猫が「甘えん坊」になる4つの要素

猫と暮らす

UP DATE

親猫の性格が影響 猫が「甘えん坊」になる4つの要素

クールで人やほかの動物に愛情を求めるイメージが薄い猫ですが、飼い主さんが投稿したり、話している猫の様子を見ていると、そうではないことも。飼い主さんのそばにいたり、鳴いて呼んだりと、甘えん坊猫は増えているのかもしれませんね。

今回は、猫が甘えん坊になる4つの要素を解説します。

親猫の性格が影響

ミケちゃんと子猫たち
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の場合、人懐っこい様子を見せたり、人見知りしたりする性格は、遺伝的に父猫の性質を受け継ぎやすい傾向にあるようです。
また、育てている母猫が人に甘えるタイプかどうかも、甘えん坊になるかどうかの大きなポイント。その理由は、母猫が人に甘える様子を見て、甘えることは当たり前であり、いいことであると子猫が学習する機会がふえるからです。
なお、愛猫が人に友好的で甘えん坊になると、受診や来客など知らない人と関わるときに、受けるストレスが軽減されます。

子猫時代の人との関りが大切

メインクーンのククルちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
甘えん坊になる猫は、人に対して物怖じせず、安心してアプローチできる素地があります。これが形成されるのは子猫時代で、とくに社会化期と呼ばれる時期は、育った環境全体から大きな影響を受けるでしょう。
安心して相手に甘えるためには、相手を受け入れることが大前提。子猫時代からいろいろな人と触れ合う機会を多くもたせると、成猫になってもさまざまな状況や相手を寛容に受け入れやすくなるそうです。
なお、怖がる子猫には無理に刺激を与えず、様子を見てあげてくださいね。

人の対応によって甘えん坊になることも

サバトラのチャコちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
人見知りの猫であっても、「自分の好きなものを人が提供してくれる」ということを学習すると、人好きになりやすいようです。
おもちゃで遊ぶ、ゴハンを与える、などの機会を増やすといいでしょう。最初は無理をせず、猫が驚いてしまう大きな声、大きな動き、急に近づくといった行動は避け、猫のペースで猫から近づいてくるのを待って。猫が興味を持てるように、おもちゃやフードを人の近くに置いたり、それらを少し動かしたりして、そそってみてもOK。警戒をゆるめてくれるはずです。

感覚能力の衰えで甘えん坊に

14才になっても甘えん坊な猫ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
年月の経過で、猫が甘えん坊になることもあります。理由のひとつは、人好きにさせるアプローチの積み重ねの結果によるもの。もうひとつは、老化の影響です。
感覚能力の衰えで不安傾向が高まると、同じ場所にいることが多くなり、それがたまたま飼い主さんのそばであることがあるようです。また、実際に飼い主さんのそばで安心したい気持ちが強まっている場合も。
逆に年をとって甘えなくなったようなら、認知機能が低下し、あいさつなどの習慣などを忘れてしまったということも考えられます。
甘えん坊な猫は、さまざまな要素によってつくられていくことが分かりました。もちろん甘えん坊はかわいいですが、猫の性格を尊重することが大切です。無理に甘えん坊にしようとせず、それぞれの猫にあったペースで接してあげてくださいね。
参考/「ねこのきもち」2021年6月号『あなたに可愛がってほしいからあの手この手で♡甘えん坊な猫たち』(監修:帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科准教授 加隈良枝先生)
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る