猫と暮らす
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意外と猫は身体が冷えている。「猫の体を温める」冷え取りマッサージ
先祖が半砂漠地帯で暮らしていた猫は、暖かそうな見た目に反して寒さに弱い動物です。特に冬は冷えから体調を崩しやすいので、体を温める対策が必要です。
今回は、猫の体のどこが冷えやすいのかとともに、冷え取りマッサージのやり方について中桐由貴先生にお伺いしました。
今回は、猫の体のどこが冷えやすいのかとともに、冷え取りマッサージのやり方について中桐由貴先生にお伺いしました。
猫の体はどこが冷えやすいの?
猫の場合、フローリングを歩くときや体を伏せたときに床と接する、足先や足裏、お腹などが特に冷えやすい部位です。また、毛が薄い顔や耳、空気に触れることが多いしっぽから腰にかけても冷えやすいとされています。
冷えをそのままにしておくと、便秘などの体調不良をはじめ、オシッコなどの病気や関節痛なども引き起こしてしまうため、マッサージで血の巡りをよくする必要があります。
ちなみに、年をとると体に血液を送る心臓の機能が衰えて冷え性になりやすいので、高齢猫ほど冷え取りマッサージを取り入れた方がよいそうです。
冷えをそのままにしておくと、便秘などの体調不良をはじめ、オシッコなどの病気や関節痛なども引き起こしてしまうため、マッサージで血の巡りをよくする必要があります。
ちなみに、年をとると体に血液を送る心臓の機能が衰えて冷え性になりやすいので、高齢猫ほど冷え取りマッサージを取り入れた方がよいそうです。
冷えとりマッサージの前にすべき事前準備
冷えた部屋や手では猫の体も温まりにくいので、あらかじめ部屋の暖房をつけておき、飼い主さんの手も蒸しタオルで温めておきましょう。
飼い主さんの気持ちが整ったら、まずは猫とのスキンシップを行っていきます。猫がリラックスできるよう顔や体をなで、緊張や嫌がる様子がないようであればマッサージを始めていきましょう。
なお、触られるのを嫌がる部分がある場合はそこを避け、イヤそうな様子を見せたら無理強いしないようにしてくださいね。
飼い主さんの気持ちが整ったら、まずは猫とのスキンシップを行っていきます。猫がリラックスできるよう顔や体をなで、緊張や嫌がる様子がないようであればマッサージを始めていきましょう。
なお、触られるのを嫌がる部分がある場合はそこを避け、イヤそうな様子を見せたら無理強いしないようにしてくださいね。
冷えとりマッサージのやり方と手順
冷え取りマッサージは、お腹、腰~しっぽ、顔、足の順で行うのが効果的とされています。それぞれの部位のマッサージ方法については、以下の通りです。
お腹を温めるマッサージ
お腹の冷え取りマッサージは指先や手のひらを使って、円を描くように行っていきます。まずはお腹に当てた4本の指に少しだけ力を入れ、反時計回りにさすっていきます。
次に手のひらを当て、今度は時計回りにお腹をさすっていきます。最後は手全体を使って、まわしやすい方向にお腹をさすってあげましょう。
次に手のひらを当て、今度は時計回りにお腹をさすっていきます。最後は手全体を使って、まわしやすい方向にお腹をさすってあげましょう。
腰~しっぽを温めるマッサージ
腰~しっぽにかけては、背骨をゆっくり押すところから始めます。まず背骨にある凸凹とへこんだ部分を、背骨の中心からお尻にかけて人差し指で5秒ずつ押していきます。同じ部分を、今度は親指・人差し指・中指の3本で挟み、左右にゆっくりとゆらしていきましょう。
最後に、しっぽのつけ根を握り、手を握ったりゆるめたりしながら先端の方まで移動させます。しっぽを引っ張ったりしないよう、力加減に注意しながら行ってくださいね。
最後に、しっぽのつけ根を握り、手を握ったりゆるめたりしながら先端の方まで移動させます。しっぽを引っ張ったりしないよう、力加減に注意しながら行ってくださいね。
顔を温めるマッサージ
顔の冷え取りマッサージは、耳、鼻の上、眉間、額の順で行っていきます。まず、親指と人差し指で耳のつけ根を挟み、円を描くように耳全体を外側→内側の順に回します。
次に親指・人差し指・中指で耳の根元をつまみ、つまんで離すを繰り返しながら、耳の先端まで指をスライドさせましょう。最後に、鼻の上から額までをなぞるように、人差し指をゆっくりとスライドさせていきます。
次に親指・人差し指・中指で耳の根元をつまみ、つまんで離すを繰り返しながら、耳の先端まで指をスライドさせましょう。最後に、鼻の上から額までをなぞるように、人差し指をゆっくりとスライドさせていきます。
足を温めるマッサージ
足の冷え取りマッサージは、前足から後ろ足の順に行っていきます。
まず、親指と中指で前足の先を挟み、小さく円を描くように足の甲を押していきます。次に片方の手で関節付近を支え、前足の先を上げたり下げたりを繰り返していきましょう。プラスで、前足の先をクルクルとまわしておくと◎
続いて後ろ足を親指・人差し指・中指で挟み、かかとの少し上あたりをつまみながら太ももまで指を移動させます。仕上げに、後ろ足の指を1本ずつ、親指と人差し指でつまんだら完了です。
まず、親指と中指で前足の先を挟み、小さく円を描くように足の甲を押していきます。次に片方の手で関節付近を支え、前足の先を上げたり下げたりを繰り返していきましょう。プラスで、前足の先をクルクルとまわしておくと◎
続いて後ろ足を親指・人差し指・中指で挟み、かかとの少し上あたりをつまみながら太ももまで指を移動させます。仕上げに、後ろ足の指を1本ずつ、親指と人差し指でつまんだら完了です。
冷え取りマッサージで猫の血行を促進させてあげれば、冷えからくるさまざまな不調を予防できます。特に難しい手順もいらないので、ふだんのスキンシップとして取り入れてみてはいかがですか?
参考/「ねこのきもち」2018年1月号『ぽっかぽかサーモ画像付き 3ステップで血行促進!冷えとりマッサージ』(監修:アニマル・ケアサロンFLORA医院長 日本ペットマッサージ協会理事 中桐由貴先生)
文/pigeon
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/pigeon
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