愛猫を触る際に静電気が発生した経験はありませんか? 人は静電気による痛みを感じますが、猫にとってはどうなのでしょうか。
今回は、猫と静電気の関係や、静電気を発生しにくくする方法についてご紹介。静電気にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
猫も静電気は痛い
物や人同士で静電気が発生すると痛いですが、それは猫も同じようです。猫を触れる際に静電気が発生しないよう、触れる前にはドアや壁に触れて、体にたまった電気を放出するようにしましょう。
また、部屋が乾燥していると静電気が発生する原因に繋がります。少しでも静電気の発生を減らせるよう、部屋の保湿対策を行いましょう。
猫にとって快適な室温と湿度は静電気が発生しにくい
猫にとって快適な室温は22℃~24℃、湿度は50%~60%となっていて、猫と人は快適に過ごせる環境が同じといえるでしょう。部屋同士の温度差は4℃以内に抑えるのが理想です。
また、湿度50%~60%は静電気の予防ができる湿度なので、静電気の発生を防ぐためにもこの湿度を保つようにしましょう。
部屋の乾燥を防ぐためにできること
加湿器を使おう
加湿器を使用すると、エアコンから送られる暖かい空気を含んだまま、部屋全体に蒸気を飛ばすことができるため、暖かくなるだけでなく空気を潤わせることができます。
エアコンの下など、暖気が流れるすぐ近くに加湿器を置いて、部屋中に届くようにするといいでしょう。
もこもことした素材を活用する
もこもことした素材や厚みのあるクッションなどは、繊維が湿気を保ってくれるので、加湿の手助けをしてくれます。もこもことした素材の猫ベッドでも、同じような効果が期待できるのでおすすめです。
乾燥は体調を崩す可能性も
人と同じように、猫も鼻やのどの粘膜が乾燥してしまうと免疫力が低下し、体調を崩しやすい状態になります。
加湿器を置く以外にも、洗濯物を部屋干しにするなどして、部屋が潤った状態を保てるようにしましょう。
寒くなるとつい室温ばかりを気にしてしまいますが、湿度も大切なことがわかりました。愛猫が静電気による痛みを感じる機会を少なくするほか、体調を崩さないように室温だけでなく湿度にも十分気をつけて、寒い時期を乗り越えましょう。
参考/「ねこのきもち」2016年12月号『防寒シリーズ後編 サーモグラフィーで実証! 猫を温めるぼかぼかハウスの作り方』(監修:一級建築士 家庭動物住環境研究家 かねまき・こくぼ空間工房主宰 金巻とも子さん)
文/hare
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。