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猫が吐いたときはどうすればいい? 吐いたもの別の原因や対処方法を解説

猫は比較的よく吐く傾向がありますが、その理由はさまざまです。そこで今回は、猫が吐いたときのチェックポイントとともに、猫が吐いたもの別に考えられる理由や対処法について王子ペットクリニック院長 重本仁先生に解説いただきました。

愛猫が吐いてしまったときに慌てないよう、猫が吐くときの知識をしっかりおさえておきましょう。

猫が吐いたときのチェックポイント

幸せそうな猫
Shalom Rufeisen/gettyimages
猫が吐いたときは、嘔吐物の色と内容物、猫の様子を確認しましょう。

万が一、嘔吐物に異物が混じっていたり、血が混じって赤くなっていたりする場合は、病気やトラブルが疑われるので、すぐに動物病院へ連れて行ってください。また、猫の様子がおかしい場合も同様です。

なお、動物病院を受診する際は、嘔吐物を持参するといいでしょう。持参が難しいようなら、嘔吐物の写真を撮っておくと診断に役立つはずです。

一方、未消化(消化中)のフードや胃液、猫草、毛玉を吐いた場合は、生理現象で吐いている可能性があるので、しばらく様子を見てもかまいません。ただし、吐いた直後は猫も疲れているので、そっとしておいてあげることが大切です。また、吐くと口の中が不快になったり、喉が渇いたりするので、飲み水もきちんと用意してあげましょう。

猫が吐いたもの別に考えられる理由や対処法

毛布の上に横たわる灰色の猫
Ksenia Valyavina/gettyimages
先述のとおり、病気やトラブルが疑われるときは、すぐに動物病院を受診することが大切ですが、フードや胃液、猫草、毛玉を吐く場合は、自宅で対処できるケースもあります。

フードや胃液を吐く場合

猫がフードや胃液を吐くときは、多くの場合「空腹」が原因です。急にフードを食べて胃が驚いて吐く、胃に何もなくて胃液を吐くなどのケースが考えられます。

この場合、フードを小分けに与える、一気食い防止グッズを使うなどして、猫本来の少しずつ食べるスタイルを取り入れれば、改善されるでしょう。

猫草を吐く場合

猫草は嗜好性が高いため、好む猫も多いようですが、与える量などによっては吐いてしまうことも。猫草を与えるときは少量にとどめ、与えるたびに吐く場合は与えないほうがよいでしょう。

毛玉を吐く場合

猫の舌にはブラシのような役割があるため、毛づくろいをすると抜け毛を飲み込み、毛玉を吐き出してしまうことがあります。

この場合、毎日ブラッシングをすることで、猫が飲み込む抜け毛の量を減らしてあげるとよいでしょう。また、飲み込んでしまった抜け毛を排出できるように調整された、毛玉ケアのフードなどを取り入れるのも一案です。

猫は人目につかない場所で吐くことも! なるべく早く気づいて対処してあげることが大切

ニットの下に横たわるタビー猫
iagodina/gettyimages
なお、猫は警戒心が強く、家具の陰や部屋の隅など、人の目が気にならない場所で吐くことがあるので注意が必要です。猫が物陰に隠れるような行動を見せたら、吐いていないかチェックしてあげるようにしましょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。
参考/「ねこのきもち」2016年2月号『見極め方から掃除法まで“吐く学”な飼い主さんになろう! ねこの「吐く」大全』(監修:王子ペットクリニック院長 重本仁先生)
文/ハセベサチコ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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