猫と暮らしていると悩ましい抜け毛掃除。フローリングは掃除機などを使えばキレイになるけれど、お部屋の中には抜け毛が潜む場所がたくさん! なかでも、ソファやカーペットといった布アイテムは、掃除を完璧にしたと思っても抜け毛が残っているものです。
猫飼いの掃除ブロガー・掃除家の東いづみさんに、毛取りスポンジを活用したお掃除術を教えていただきました。
毛取りスポンジの使い方
毛取りスポンジの使い方は簡単。力を入れずに布地をなでるように軽く滑らせ、集まった抜け毛を捨てればお掃除完了です。スポンジには抜け毛が付きにくいのでラクチンですよ。
※布の素材によっては布地を傷めることも。目立たない箇所で試してから使用しましょう。
ソファ:平たい部分と角を使い分けて
猫が好む場所のため、抜け毛が大量に付きやすいソファ。クッションなどが置いてある場合は、そちらも見逃さないで。
全面は毛取りスポンジの平たい部分で、隙間は角の部分でしっかりかき出しましょう。
掃除の手順は、「上から下」「奥から手前」が基本。背もたれは上から下へ、座面は奥から手前へ毛取りスポンジの平たい部分を使って。隙間は角の部分を入れ込んで、奥から手前へかき出すように滑らせると、上手に抜け毛を集めることができます。
クッション
クッションが丸い形の場合、毛取りスポンジのカーブしている部分を利用すれば、フィットして抜け毛が取りやすいでしょう。ほかの形の場合は、平たい部分を滑らせて。
カーペット:平たい部分でいろいろな方向に
抜け毛が絡みやすいカーペットやマットは、掃除機をかけてもなかなかキレイにならないことが。そんなときにも毛取りスポンジが有効です。
全面は、平たい部分を横や斜めなどいろいろな方向に滑らせるのが◎。一気に全体に滑らせるのではなく、分割して行うとより効果的です。
細かいヘリの窪みには、スポンジのデコボコした部分を使ってみましょう。
また、表面だけでなく裏面にも抜け毛が付着しているので確認を忘れずに。
取れにくい毛はお風呂掃除用ブラシで
毛取りスポンジだけでは抜け毛が取れない場合は、お風呂掃除用の硬めのブラシでかき出すようにブラッシングすると、抜け毛がブラシに付着します。カーペットやマットが強い素材であれば試してみて。
ベッドまわり
猫と一緒に寝ているなら、抜け毛が付きやすいベッドまわり。とくに、毛布やぬいぐるみは抜け毛が付きやすいうえに取りにくいので、この機会に余すところなくお掃除を。
毛布:毛布を引っ張りながら平たい部分を滑らせて
片方の手で毛布を引っ張り、テンションをかけながら毛取りスポンジの平たい部分を滑らせましょう。布もヨレにくく、スムーズにお掃除できます。
ぬいぐるみ:細かい部分は角で
ぬいぐるみの縫い目などの細かい部分には、毛取りスポンジの角を使って、軽くかき出しながら毛を集めていって。たまった抜け毛がごっそり取れるかも。
抜け毛が付きやすいといえば、布アイテム。便利な毛取りスポンジを活用して、徹底的に布まわりの抜け毛をお掃除しちゃいましょう!
お話を伺った先生/東いづみさん(掃除家(ソウジスト))
参考/「ねこのきもち」2020年12月号『掃除ブロガー直伝 お部屋一掃! 抜け毛スッキリ術』
文/東みお
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。