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病気じゃないからと油断するのは危険!『猫の便秘対策』

便秘は病気じゃないからと軽視されがちですが、放っておくと猫に辛い思いをさせてしまうことも。肌寒い時期は飲水量や活動量が減るため、便秘の症状が現れやすく、注意が必要です。そこで今回は、便秘予防を意識したお世話の方法をモノカどうぶつ病院院長の小林清佳先生に伺いました。

便秘の予防に大切なこと!

寝転がるMIXの男の子
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
どんな猫でも、必要な水分がとれていないと便秘になりやすくなります。まずは「水分が充分にとれる環境づくり」をこころがけましょう。そのほかには、「毛づくろいで飲み込む毛を減らして胃腸をキレイな状態に保つ」「清潔なトイレ環境を用意する」「腸の働きをよくするために運動量を増やす」などの対策も必要です。

4点をこころがけたお世話の方法

見上げるMIXの男の子
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
先述した4点をこころがけるために、ふだんからどんなお世話をすればいいのでしょうか。便秘予防につながるお世話の方法を4つ紹介します。

1.しっかり水分をとらせる

愛猫にしっかりと水分をとってもらうため、新鮮な水を入れた容器を部屋のあちこちに置いてあげましょう。そのほかには、水分有含量の多いウェットフードを与えてみてもいいでしょう。

2.こまめにブラッシングする

お腹に毛がたまることを防ぐため、ブラッシングで抜け毛を除去してあげましょう。長毛猫ならば毎日、短毛猫でも週に1~2回はブラッシングするのが理想的です。

3.トイレを常にピカピカにする

猫は、トイレが汚れているだけでウンチを我慢してしまうことが。排泄物はマメに取り除き、トイレを清潔に保ってあげましょう。

4.毎日、適度に運動させる

人と同じで、猫も運動が不足すると便秘の原因になります。猫が好きなおもちゃを使って飼い主さんから遊びに誘い、運動量を増やしてあげましょう。

便秘予防にはお腹のマッサージも有効

片手をあげるMIXの男の子
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が嫌がらなければ、お腹をやさしくマッサージしてあげるのも有効です。腸にほどよい刺激が与えられて便通が改善されるほか、ガスによるお腹の張りを軽減する効果も期待できます。

マッサージの方法

膝の上に猫を座らせる体勢で、下腹部に手を当てて「の」の字を描くようになでてあげましょう。指の腹を使って、1分くらいクルクルとやさしくなでます。スキンシップや健康チェックを兼ねて、毎日続けるといいでしょう。
ウンチは大切な健康のバロメーター。愛猫がふだんどんなウンチをしているのか観察し、便秘になる前に予防してあげましょう。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2021年11月号『なりやすいのに軽視されがち。冬はとくに注意!猫の便秘』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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