猫と暮らす
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猫の耳がピーン!『イカ耳』が表す猫のキモチ4つ
猫が耳を張って横向きにした状態がイカのシルエットに似ていることから、こう呼ばれるようになった“イカ耳“。イカ耳といっても、その角度や表情によって猫が感じている気持ちは違います。イカ耳の猫が感じている気持ちを、小野寺温先生に教えてもらいました。
「怒り」や「拒否」の気持ち
耳に力が入り、後ろに反っているときは、怒りや拒否の気持ちがあります。「このままだと攻撃するぞ!」と強気で怒りの気持ちをアピールするときや、同居猫や窓の外に見えるノラ猫を相手に見せることが多いです。
人に対してこの耳になっている場合は、「近づかないで!」という意味もあるでしょう。
人に対してこの耳になっている場合は、「近づかないで!」という意味もあるでしょう。
「リラックス」の気持ち
まどろんでいる状態や、「これからどうしようかな~」とリラックスして過ごしているときは、耳が少しだけ外側に向くことがあります。不機嫌なときとは違い、リラックスしているときは頭が少し下がり気味で、目も閉じ気味になっているでしょう。
「興味」や「緊張」の気持ち
獲物らしきものや見慣れないものに対して興味を示したり、少し緊張したりしているときは、耳をピンと立たせて音のする方に向けます。リラックスしているときに比べると力が入り、耳だけじゃなく目もそちらに向けて詳しい情報を得ようとするでしょう。
「リサーチ」しているから
何かが聞こえたときに、顔と違う方向に耳を向けてリサーチすることがあります。その音が「ちょっと気になる」程度であれば、猫は耳だけを音のする方向へ動かします。まるで動くパラボラ集音器のように耳を傾けることで、その音に集中しようとするのです。
垂れ耳や反り耳もイカ耳になる?気持ちのチェック法
スコティッシュフォールドのような折れ耳や、アメリカンカールのような反り耳の猫も、立ち耳の猫と同じように筋肉が働きます。根元をじっくり見れば、その変化がわかるでしょう。
それでもわかりにくい場合は、ヒゲやしっぽ、姿勢などの状態と併せて気持ちを確認しましょう。そうすれば、猫の気持ちが見えてくるはずです。
それでもわかりにくい場合は、ヒゲやしっぽ、姿勢などの状態と併せて気持ちを確認しましょう。そうすれば、猫の気持ちが見えてくるはずです。
イカ耳だから機嫌が悪い、リラックスしているはずがないと決めつけるのは間違いです。その場の状況や耳の形状に関わらず猫はイカ耳をするので、よく観察してみましょう。そうすることで、より詳しい猫の気持ちが理解できるはずです。
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学助教 動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2018年9月号『キホンからカンチガイしやすいものまで パーツでわかるねこのきもち』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
参考/「ねこのきもち」2018年9月号『キホンからカンチガイしやすいものまで パーツでわかるねこのきもち』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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