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「愛猫のための防災対策」で重要なことは? 持病がある猫はプラスアルファの備えも|獣医師解説

地震や台風など、災害はいつ起こるかわかりません。災害に備えて、飼い主さんは「愛猫のための防災対策」をしていますか?

愛猫のための防災対策を行っていますか?

愛猫のための防災対策を行っていますか?
今回ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、猫の飼い主さん1,363名に「愛猫のための防災対策を行っているか」アンケート調査を実施しました。すると、飼い主さんの56.1%が「対策している」と回答する結果に。

一方で、38.7%の飼い主さんが「不安だが特に何もしていない」、5.3%の人が「特に考えていない」と答えており、愛猫のための防災対策への意識が低い人もいるとうかがえます。

【獣医師解説】愛猫のための防災対策でやっておきたいことは? 持病がある猫に対しては、プラスアルファで必要なことも

防災グッズを見るロシアンブルー
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
実際に、愛猫のための防災対策として、飼い主さんはどのようなことをすればよいのでしょうか? 愛猫に持病がある場合には、防災対策をするときにプラスアルファで必要なこともあるようです。

猫の飼い主さんが日頃から意識したい「防災対策」について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

①キャリーやクレートに慣らす訓練をしよう

日頃からキャリーやクレートに慣れていないと、災害の際の避難時に猫にものすごくストレスがかかってしまいます。普段の生活でキャリーやクレートを隠れ家代わりに使うなどして、いざというときのために慣らしておきましょう。

②ワクチン接種やノミ・マダニの予防をしよう

災害が起こったときに、愛猫をつれて避難所に行くこともあるでしょう。そのときに愛猫の病気をうつしてしまったり、あるいは他からうつされないようにするために、ワクチン接種やノミ・マダニの予防をしておきたいです。

ワクチン証明書は、避難用バッグの中に入れておくとよいでしょう。

③マイクロチップ・迷子札を装着しよう

地震が起きた際など、愛猫が家から脱走してしまう恐れもあります。マイクロチップや迷子札を装着しておくと、万が一はぐれてしまった際に再会できる可能性が高くなります。

④室内飼育を徹底しよう

室内飼育をしている猫でも、外に出る習慣があるコもいると思います。災害時に愛猫が外に出ていた場合、居場所がわからず再会が困難になる可能性が高いです。飼い主さんは愛猫の室内飼育を徹底しましょう。

⑤フード・常備薬の準備をしよう

災害時は、普段食べているフードや、飲んでいる薬がすぐに入手できるかわかりません。最低でも一週間分は備えておくようにしましょう。

持病がある愛猫のための防災対策で大切なこと

くつろぐマンチカン
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
愛猫に持病がある場合、通常の防災対策にプラスしてやっておきたいことがあります。

まずは、「病気の名前と病状の経過を記載したメモ」の準備です。災害時には、かかりつけの動物病院がすぐに再開できないかもしれません。他の病院に行くことになるかもしれないので、愛猫の持病についてしっかりと記録し、わかるようにしておくことが大切です。

また、療法食と薬は災害時はすぐに入手できるかわからないため、ストックしておきましょう。持病がある猫は、特定の療法食しか食べられないコもいるでしょうから、もしものときのためにも余分に家に置いておくほうが安心です。
くつろぐ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
まだ愛猫のための防災対策をしていないという飼い主さんは、今回取り上げたようなことから準備を始めてみてはいかがでしょうか。

愛猫に持病がある場合は、療法食や薬の常備など、かかりつけの獣医師に相談してみてもよいかもしれません。できることから、愛猫のための防災対策を考えてみてくださいね。
ねこのきもちWEB MAGAZINEアンケート『第3回 猫との暮らし調査』
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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