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獣医師に聞いた!「子猫のうちに慣れさせておきたいこと」って?

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爪切りや歯磨きなど、猫の健康に必要なお世話。苦手な猫も多いため、早い時期から慣れさせることが重要です。今回は、子猫のうちに慣れさせたいお世話やしつけのコツについて、ねこのきもち獣医師相談室の丸山知美先生に教えていただきました。

歯周病や口内細菌のトラブルを防ぐための「歯磨き」

舌を出すミヌエットの子猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

猫の歯磨きが不可欠な理由は、歯周病や口内細菌によるトラブルを防ぐため。猫の口内は、強いアルカリ性のため虫歯にはなりにくいですが、歯垢を取るケアを欠かさず行って、病気を予防しましょう。大きな歯ブラシを嫌がる猫には、ベビー用の綿棒を使って歯をこするようにすると◎。

子猫に歯磨きを行う際のポイント

――子猫に歯磨きを行う際は、いつごろからどのような手順で始めるべきでしょうか?

丸山先生:
「歯磨きを始めるのは、早ければ早いほどいいかと思います。もちろん猫の乳歯が生える時期(生後2週齢)からにはなりますが、その前から口を触られるのに慣れる練習はしておくにこしたことはありません。

トレーニングのおすすめの手順としては、まず唇を触る→唇をめくる→歯にタッチする→シートなどで歯に触れる→シートで磨く→歯ブラシなどを当てる→歯ブラシでこする。になります」

遊び相手などのケガ予防に必要な「爪切り」

カメラ目線のメインクーンの子猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

爪が伸びていると、飼い主さんなど猫の遊び相手を大ケガさせてしまうおそれがあります。また猫自身も、伸びた爪を放置すると肉球に刺さってしまうことがあるため注意が必要です。

爪切りに慣れさせるには、スキンシップの合間に足を触ることがポイント。足に触られるのに慣れた猫は、爪切りも比較的しやすくなるでしょう。まずは爪を出す練習から始めてみてください。

子猫に爪切りを行う際のポイント

――子猫の爪切りはいつごろから、どのくらいの頻度で切るのが望ましいでしょうか?

丸山先生:
「人の子どももそうですが、子猫の爪はばんばん伸びるので、1週間に1回切っても尖っていることがあります。生後2~3週くらいから、当たるとちくちくするときに切るといいかと思います。

爪を切る際は、先端1~2mmの白いところだけを切ってあげてください。一気に全部切ろうとせず、1本ずつ、もしくは数本ずつ切っていくのがいいでしょう」

毛玉を大きくさせないための「ブラッシング」

ブラッシングをするミヌエットの子猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

長毛種の猫には特に行いたいブラッシング。毛玉が大きくなると皮膚を引っ張ったり巻き込んだりして痛みを伴ううえ、通気性が悪いと皮膚病になる危険性もあります。毛玉や皮膚病を防ぐためにも、早いうちからブラッシングに慣れさせておきましょう。まずは手で毛玉をほぐしてから、コームで少しずつとくといいでしょう。

子猫にブラッシングを行う際のポイント

――子猫のブラッシングはいつごろから行えばいいのでしょうか?

丸山先生:
「母猫と生活しているのであれば、母猫がある程度毛並みのお手入れもしてくれると思いますが、そうでない場合は、皮膚が少し頑丈になってくる生後1カ月くらいから、コームのようなものですいてあげるといいと思います。

いきなりブラッシングをしなくても、コームで少しタッチするなどの練習をしておくといいかもしれません」

「キャリーケース」に慣れさせておきたい!

キャリーケースの中にいるキジトラの子猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

動物病院に行くときに、なかなかキャリーケースに入ってくれず、時間がかかってしまうことはありませんか?災害時のことも考えると、キャリーケースには慣れさせておきたいもの。

キャリーケースの中におやつを入れるなどして気を引いて、キャリーケースが『猫にとっていい場所』というイメージをもたせましょう。

「首輪」は迷子になったときにも安心!

膝の上で遊ぶマンチカンの子猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

名札つきの首輪などをつけておくと、迷子になったときに見つけやすく、役立ちます。金具が多いと猫が痛がることもあるので、なるべくやわらかい素材にすると慣れやすくなります。

子猫に首輪をつける際のポイント

――子猫の首輪はいつごろからつけるべきでしょうか?また、子猫が首輪をつけるのを嫌がった場合、どのように慣らしていけばいいでしょうか?

丸山先生:
「たくさんの子猫と暮らしている場合は、見分けのためにも早めに首輪をすることがありますが、首輪が引っかかってしまうなどの事故の観点から考えると、生後2カ月くらいが無難なのではないかと思います。

また、ずっと首輪をしていると、首輪の下の毛がすれてはげてしまったり、室内であっても首吊りや首輪を噛むことでの事故が起きたりするおそれもあるため、慣れるまでは監視の目が必要かと思います。

首輪をつけるのを嫌がるときは、軽いものや細いものから試してみたり、1日の短い時間だけつけてみたりするといいでしょう」

「名前を呼ぶ」ことに慣れさせれば、逃げ出したときにもスムーズ!

遊びに誘うキジ白猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

名前を呼んで近くに来るようになれば、日ごろのコミュニケーションもより増えますよね。「ベランダから愛猫が脱走してしまった!」というときにも効果的です。呼んでこちらに来たらおやつを与えるなどして、覚えさせましょう。

子猫に名前を覚えさせる際のポイント

――子猫に名前を覚えてもらううえで、やってはいけないことがあれば教えてください。

丸山先生:
『名前を呼んで怒るのはダメ』というのは、鉄則かと思います。また、愛称などいくつかの名前で呼ばれると、小さいうちは混乱するかもしれないので、最初はひとつの名前で呼び続けてあげてください」

子猫のときからお世話やお手入れに慣れさせておけば、飼い主さんとのふれあいも多くなり、より信頼しあえますよね。今からでも間に合うことばかりですから、諦めずに試してみてください。

(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・丸山知美先生)
参考/「ねこのきもち」2017年6月号『一緒に暮らすことがもっともっと楽しくなる ねこと私のHAPPY100』
取材・文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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