トイレ砂をかく猫とかかない猫の違いとは?
あなたのお家の猫は、排泄後にトイレ砂をかきますか? 『ねこのきもち』が調査したところ、砂をかくと答えた飼い主さんが80.9%いたのに対し、砂をかかないと答えた飼い主さんは7.9%いました。
でも、排泄後に砂をかく猫とかかない猫の違いって、いったいなに? モノカ動物病院の院長、小林清佳先生に聞いてみました。
かく派の猫は「ニオイを消して安心したい」
猫はもともと警戒心が強い動物というのは皆さん知っての通り。野生時代から穴を掘って匂いがする排泄物を隠すことで、自分の居場所と敵に知られないようにしてきました。よって、飼い猫が砂をかいて排泄物を隠すのも、その名残といえます。
「安全だから隠さない」かかない派
一方、少数ですが排泄物を隠さない猫もいます。これは、安全な環境で暮らしている証拠ともいえるでしょう。敵から身を守る必要がないため、心の底から安心し隠さないというわけです。
粗相はトイレが清潔ではないことへの抗議!
きれい好きでトイレの失敗が少ない猫が、トイレ以外の場所で用を足すのは、トイレに不満があるからです。とくに、トイレが清潔に保たれていないと、そこで排泄するのを嫌がり、トイレではない場所で用を足してしまいます。一度するとクセになることがあるので、飼い主さんはトイレ環境を整えて上げるようにしてください。
出典/「ねこのきもち」2017年7月号『ニャ論調査2017 トイレ編』
文/須川奈津江
写真提供元/ねこのきもち7月号、まいにちのねこのきもちアプリ投稿画像