猫と暮らす
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症状に気付きにくい“沈黙の臓器”『肝臓とすい臓の病気』
肝臓とすい臓、そもそもどんな役割をしているの?
食べ物の通り道は食道〜胃〜十二指腸〜小腸〜大腸で、肝臓は胃の隣あたりにある臓器。
すい臓は体の深部に位置し、十二指腸とすい管でつながっています。
どちらも食べ物の栄養分が腸に吸収されやすいよう、消化に一役かっています。
消化液である胆汁(たんじゅう)の分泌、たんぱく質の合成、老廃物や毒物の解毒、脂肪や糖の分解など、さまざまな働きがあります。
すい臓は、消化液とホルモンを分泌する器官。
肉や脂肪を分解する消化液のすい液と、血糖値を調整するインスリンなどのホルモンを分泌するのが、おもな働きです。
“沈黙の臓器”と呼ばれるゆえんは?
それは猫にも当てはまりますが、わかりにくいだけで症状は見られます。小さな異変でも気になることがあれば、早めに受診を。
病気になると患部に痛みは感じる?
すい臓は炎症を起こした場合、腹部に強い痛みを感じるケースがあります。
内蔵の病気で、肝臓とすい臓は多いほう?
ただ、現在は検査技術が向上し、以前は診断がつかなかったものがわかるようになり、病気と診断される猫は多くなっています。
出典:「ねこのきもち」2016年11月号『進行すると怖い 肝臓とすい臓の病気』
イラスト/chizuru
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