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症状に気付きにくい“沈黙の臓器”『肝臓とすい臓の病気』

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初期には目立った症状が見られず、わかったときには進行してしまっていることの多い肝臓とすい臓の病気…ここでは肝臓とすい臓の役割や病気についての疑問を少しだけご紹介します。

肝臓とすい臓、そもそもどんな役割をしているの?

肝臓とすい臓は、食べ物を消化する内蔵「消化器」です。
食べ物の通り道は食道〜胃〜十二指腸〜小腸〜大腸で、肝臓は胃の隣あたりにある臓器。
すい臓は体の深部に位置し、十二指腸とすい管でつながっています。
どちらも食べ物の栄養分が腸に吸収されやすいよう、消化に一役かっています。

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※イラストは猫の内蔵をわかりやすく表したものです。実際は、すい臓はほかの臓器の奥に隠れています。

肝臓は、栄養分を蓄え、毒物を無害にする器官。
消化液である胆汁(たんじゅう)の分泌、たんぱく質の合成、老廃物や毒物の解毒、脂肪や糖の分解など、さまざまな働きがあります。

すい臓は、消化液とホルモンを分泌する器官。
肉や脂肪を分解する消化液のすい液と、血糖値を調整するインスリンなどのホルモンを分泌するのが、おもな働きです。

“沈黙の臓器”と呼ばれるゆえんは?

人の肝臓とすい臓は、ある程度病気が進行しないと自覚症状がないことが多いもの。そのため沈黙の臓器と呼ばれています。
それは猫にも当てはまりますが、わかりにくいだけで症状は見られます。小さな異変でも気になることがあれば、早めに受診を。

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消化器なので、“吐く”症状が現れることが多いよう

病気になると患部に痛みは感じる?

肝臓は大きな臓器ですが、炎症などが起きても患部に痛みを感じることはないようです。
すい臓は炎症を起こした場合、腹部に強い痛みを感じるケースがあります。

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猫はお腹に痛みを感じると、暗くて静かな場所などでじっとうずくまります。また、お腹を触ると嫌がる傾向に

内蔵の病気で、肝臓とすい臓は多いほう?

猫は腎臓や膀胱など泌尿器の病気になりやすい動物です。それに比べると、肝臓とすい臓の病気は少ないでしょう。
ただ、現在は検査技術が向上し、以前は診断がつかなかったものがわかるようになり、病気と診断される猫は多くなっています。

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まず血液検査を行うことが、肝臓とすい臓の機能が正常に働いているかどうかの手がかりになります

病気に気付きにくい臓器だけに、飼い主さんが注意深く見守ってあげたいですね。

出典:「ねこのきもち」2016年11月号『進行すると怖い 肝臓とすい臓の病気』
イラスト/chizuru

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