猫と暮らす
UP DATE
愛猫が頭を強打した! 『平気そうだから様子見』が危険なワケ
なんらかの拍子で、猫が家具などに頭をぶつけてしまうことがあるかもしれません。人間もそうですが、頭のケガは脳にも影響があることもあり心配ですよね。
今回は、猫が頭をぶつけてしまったときに起こりうるケガや、よく見られる症状について、ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。
今回は、猫が頭をぶつけてしまったときに起こりうるケガや、よく見られる症状について、ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。
猫が頭をぶつけたとき、起こりうるケガとは?
ーー家の中で、猫が家具などに頭を強くぶつけてしまうようなケースがあるかもしれません。猫が頭をぶつけたときに、起こりうるケガ・症状について教えてください。
白山先生:
「猫が頭をぶつける(頭部外傷)原因は交通事故が最も多いですが、ほかにも強打、落下、咬傷などによっても起こります。
猫が頭を強くぶつけると、頭の傷や頭蓋骨の骨折、脳の出血・浮腫や頭蓋内圧の亢進などが起こる可能性があります」
「猫が頭をぶつける(頭部外傷)原因は交通事故が最も多いですが、ほかにも強打、落下、咬傷などによっても起こります。
猫が頭を強くぶつけると、頭の傷や頭蓋骨の骨折、脳の出血・浮腫や頭蓋内圧の亢進などが起こる可能性があります」
猫が頭をぶつけたときに見られる症状は?
ーー頭をぶつけると、症状としてはどのようなものが見られますか?
白山先生:
「脳への損傷の程度によっては、ふらつき、沈鬱、けいれん、麻痺、昏睡状態、呼吸の異常などの症状が見られます」
「脳への損傷の程度によっては、ふらつき、沈鬱、けいれん、麻痺、昏睡状態、呼吸の異常などの症状が見られます」
ーーそうしたあらゆる症状は、たいていすぐに現れるものなのでしょうか?
白山先生:
「脳の症状は急速に現れることもあれば、受傷後時間が経ってから遅れて現れることもあります。そのため、頭を強くぶつけてしまった場合は、たとえ頭に傷が見られなかったとしても様子を見るのではなく、動物病院を受診することをお勧めします」
「脳の症状は急速に現れることもあれば、受傷後時間が経ってから遅れて現れることもあります。そのため、頭を強くぶつけてしまった場合は、たとえ頭に傷が見られなかったとしても様子を見るのではなく、動物病院を受診することをお勧めします」
ーー今、症状が出ていないから大丈夫…とは必ずしも言えないわけですね。
一見問題がなさそうに見えても、猫が頭をぶつけたときは念の為、動物病院を受診し、今後の対応などについても確認しておくと安心だといえますね。ぜひ、覚えておいてください。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/nekomam
編集/ねこのきもちWeb編集室
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/nekomam
編集/ねこのきもちWeb編集室
CATEGORY 猫と暮らす
UP DATE