猫と暮らす
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【獣医師監修】子猫がかかりやすい病気は?原因・症状・治療法を解説
一緒に暮らす愛猫には、健康で長生きしてほしいものですよね。猫には、年齢によってかかりやすいといわれているさまざまな病気があります。ここでは、子猫がかかりやすい病気を紹介します。

長谷川 諒 先生
株式会社Ani-vet 代表取締役
保護猫施設専門往診病院 下京ねこ診療所 院長
動物病院京都 ねこの病院 所属獣医師
北里大学獣医生化学研究室 研究生
●所属:日本猫医学会/日本獣医腎泌尿器学会
●書籍(監修):『知っておきたい ネコの多頭飼いのすべて 獣医師が教える 幸せに暮らすためのポイント』メイツ出版 /『いちばんよくわかる猫種図鑑 日本と世界の60種』メイツ出版
呼吸器感染症(猫ウイルス鼻気管炎・猫カリシウイルス感染症)
主な症状は?
どんな病気?
猫ウイルス鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症はともに、カゼに似た症状を起こすため、2つを区別せずに「猫カゼ」と呼ぶこともあります。どちらも感染力の強いウイルスですが、そのほとんどを予防できるといわれています。ただし過去に猫ウイルス性鼻気管炎にかかったことがある場合、潜在感染が残っており、強いストレスや免疫力の低下などで再発することがあります。
治療法は?
猫汎白血球(ねこはんはっけっきゅう)減少症
主な症状は?
どんな病気?
治療法は?
そのほか子猫がかかりやすい病気
猫カゼなどのほかにも、怖いウイルス感染症はたくさんあります。共通して言えるのは「外に出る猫やほかの猫と接触する猫がかかりやすい」ということです。ワクチンの効果がまだよくわからない猫エイズウイルス感染症や、ワクチンのない猫コロナウイルス感染症の確実な予防法は、今のところ完全室内飼いにする以外ないのが実情です。
猫エイズ(猫免疫不全ウイルス感染症)
主な感染経路は?
主な症状は?
猫コロナウイルス感染症
主な感染経路は?
主な症状は?
そのほか注意したい病気
また、ノミ誘発性過敏性皮膚炎を発症したり、猫がグルーミングでノミを飲み込むことで、ノミの中にいる寄生虫が腸内に寄生したりすることもあります。まずは室内環境を清潔に保って、ノミがいる場合は、動物病院で駆虫薬を処方してもらいましょう。
文/ねこのきもちWeb編集室
参考&画像・イラスト出典/「ねこのきもち」本誌、ムックより
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