猫と暮らす
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青森県動物愛護センター コロナ禍でも続く命を救うための活動は
※記事内容は2022年2月10日現在のものです。
特別授業やアニマルセラピー、SNSも活用
「外向け」ということでは、インターネットも積極的に活用しています。センターでは2020年5月から譲渡動物の情報発信ツールとして公式インスタグラムを開始。「譲渡動物のプロフィールだけでなく、譲渡されたときの様子も掲載しています。猫はさまざまなところから迎えることができますがセンターもその選択肢のひとつ。センターから動物を譲り受けることは特別なことではないと思っていただければ」と担当の後藤修治さん。投稿直後の問い合わせ電話が増えたり、譲渡前講習会の予約が短時間で埋まるなど確かな手ごたえを感じているようです。
2021年9月からは公式ユーチューブチャンネルも開設。ここでは人になれない猫のならし方などについての動画をアップ。担当の曽根あかりさんいわく「人になれない猫は遺棄されることもあり、多くは飼育法や環境に問題があります。そのことを多くの人に知っていただき、飼育放棄や殺処分される猫を一匹でも減らしたいと思います」。
コロナ禍でも活動は前向きに
2020年からは、体重200g程度の子猫をボランティアに預け、体調が安定しやすい体重650g以上まで育ててもらうという「ミルクボランティア事業」も開始。「保護猫の多くは子猫ですが、すべてをセンターで預かるには限界があり、ボランティアさんに協力を仰いでいます。一般家庭で愛情を込めて育てられるためか、みな性格も穏やかで、譲渡を希望する方にも喜ばれています」と藤本さん。センターから譲渡された猫は、2006年度から2020年度までの15年間で、889匹にのぼります。
出典/「ねこのきもち」2022年4月号『ねこのために何ができるだろうか』
写真提供/青森県動物愛護センター
構成/犬神マツコ
※この記事で使用している画像は2022年4月号『ねこのために何ができるだろうか』に掲載しているものです。
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