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知ってた?猫のしっぽが表す猫の意外な気持ち しっぽの動き方で異なる気持ちも

さまざまな個性あふれる魅力的な猫のしっぽ。実はしっぽは、猫の気持ちがよく表れる部分でもあります。今回は、哺乳動物学者の今泉忠明先生に、しっぽの動きから読み取れる猫の気持ちについて、お話を伺いました。

しっぽをピン!

シンガプーラのまめ太郎ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫がしっぽをピン!と立てるのは、子猫が母猫に自分の存在をアピールするためのしぐさです。
その名残で、成猫になっても飼い主さんに「ここにいるよ!こっちを見て!」とアピールしたいときや、うれしいときに自然とこの状態に。
なお、立てたしっぽが震えているときは、興奮と軽いイライラが混ざっていると考えられています。

しっぽをユラユラ

スコティッシュフォールド・ロングヘアの絆ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が寝そべった状態などで、しっぽをゆったりユ~ラユ~ラと揺らしているときは、リラックスしていてご機嫌な状態です。
お気に入りの場所で日向ぼっこをしているときなどに、「ああ、いい気分だな~」と感じると、無意識にこのしぐさが出るよう。
そばに飼い主さんがいるときは、「今いい気分だよ。しばらくこのままでいたいな」と伝えるような意味合いで振ることもあるようです。

先だけパタパタ

キジトラ猫の虎太郎ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
寝転んだり座ったりした体勢のまま、しっぽの先だけパタパタと動かすのは、「ちょっと気になるけど、動くほどでもないかな」と思っているときです。
また、飼い主さんの呼びかけに対して「ハイハイ、聞こえているよ」と返事代わりに動かすことも多いよう。

左右にブンブン

キジトラ猫のてんちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫がしっぽに力をこめて、左右に大きくブンブンと振っているのは、興奮や緊張で神経が高ぶっているときです。
とくに獲物を見つけて、「捕まえたい!でも捕まえられるかな?」と葛藤しているときなどに見られます。
また、「イヤだ、怒ったぞ!」という気持ちを表していることも。このときは、あと少し何かがあれば攻撃するという心理状態でもあるので、抱っこやお世話をするのは避けましょう。
このように、猫のしっぽは感情表現もできるので、猫同士のコミュニケーションの手段にもなります。今回ご紹介した以外にも、まだまだ猫の気持ちを表すしっぽの動きがありますので、しっかりと把握して愛猫との生活に役立てたいですね。
お話を伺った先生/今泉忠明先生(哺乳動物学者 日本動物科学研究所所長)
参考/「ねこのきもち」2020年12月号『マンガで共感 あのとき、どんな気持ち? ねこのしっぽ』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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