猫と暮らす
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【獣医師監修】愛猫との別れとペットロス│辛さを乗り越えるヒント
愛猫の「最期」について考えたことはありますか?「まだ元気だから」と後回しにするのではなく「元気な今だからこそ」家族で話し合ってみませんか。今回は愛猫を亡くした経験を持つ方のエピソードをもとに、ペットロスへの向き合い方についてお届けします。
草場 宏之 先生
横浜戸塚プリモ動物病院院長
日本大学生物資源科学部獣医学科卒業
●資格:獣医師/東京医科歯科大学医歯学総合研究科 研修生終了
●所属:日本獣医麻酔外科学会/日本小動物歯科研究会
●主な診療科目:一般診療(外科・内科)、救急診療、整形外科、歯科
愛猫が元気な今だからこそ、家族で話し合うべきこと
早い段階で「終活」について考えておくことは、今を大切に生きることにもつながります。愛猫が元気な今だからこそ、後悔しない愛猫との人生を選択してみませんか?
【愛猫との別れとペットロス】そのとき家族は
最期を看取ることはできなかったが…
読者さんのなかには、死に目に立ち会えなかったことを後悔しているという意見もありました。少しでも悔いを残さないために、愛猫と接する時間をたくさん作ってあげましょう。愛猫の最期をどう迎えたいかを家族で話し合っておくのもよいですね。
安楽死という選択肢
「安らかな表情を見て、悲しくはありましたが納得のいく看取りとなりました。」(木村さん)
愛猫にとっては、何よりも「飼い主さんと過ごした日々」が重要なのです。死に目に会えなかったことや、安楽死を選択したことよりも、共に人生を歩めたことに感謝しましょう。愛猫の存在を悲しいものにはせず、良い思い出にすることが大切なのではないでしょうか。
【愛猫との別れとペットロス】後悔しない見送り方
栃木県在住・川端さんは、愛猫のドラミちゃんが亡くなった際、涙に暮れる間もなく家族総出で火葬場を探すことに。なかなか見つけられず「前もって調べておけば」と後悔したそうです。元気なうちから火葬場を探すなんて縁起が悪いかもしれませんが、別れはいつ訪れるのか予測がつきません。ゆっくりとお見送りするためにも、場所くらいは調べておいた方がよいでしょう。
火葬の方法は?
もし検討される場合は、かかりつけの動物病院でいくつか紹介してもらえる場合もあるので聞いてみましょう。住んでいる地域の公的機関にも確認してみてください。最近ではネットで検索して手配する人も増えてきています。
返骨の後は?
京都府在住・永田さんの愛猫こてつくんの遺骨は、自宅近くの共同墓地に埋葬したそうです。墓地管理会社からのお盆のはがきが届くことから、毎年こてつくんを思い出すきっかけになっているようです。事前に葬儀業者を調べていたので、慌てずにお見送りできたそうですよ。
なお、供養を依頼する際にも注意が必要です。葬儀業者の中には、残念ながら悪徳な業者も存在します。悲しみのなか考える間もなく決めてしまうと、トラブルに巻き込まれてしまうことも。事前にインターネットの口コミや動物病院で確認するなどして、余計なトラブルを防止するよう努めましょう。
【愛猫との別れとペットロス】押し寄せる悲しみとどう向き合うか
悲しい感情にフタをしない
家族や友人、知人に話して悲しみを受け止めてもらう
気持ちを言葉にするということは、気持ちを整理することにもつながります。同時に、楽しかった日々を思い出すことも大切です。悲しい記憶で終わらせるのではなく「楽しかった思い出」に昇華して立ち直ることこそが、供養になるかもしれません。自分なりの供養の仕方を見つけると、ペットロスから立ち直りやすくなります。どうしても苦しいときは、心療内科等の医師に相談してみましょう。
愛猫と過ごした時間は「かけがえのない楽しい思い出」として捉えて
監修/草場宏之先生(横浜戸塚プリモ動物病院院長)
文/ICHINOKI
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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