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室内飼いだからと安心できない 猫に多い意外な事故とその対策は

家の中には、猫にとって危険な場所がたくさんあります。「室内なら安全」と油断していたら、ドアからの脱走やベランダからの転落など、猫の命に関わる怖い事故が起きてしまうおそれも。

今回は、愛猫が事故に遭わないために飼い主さんが注意することについて、獣医師の田草川佳実先生にお話を伺いました。

ドアを開け閉めするときは猫の居場所を確認する

シャルトリューのベルちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんがトイレやクローゼットのドアを開けたときに、猫がスルリと入ることがありますよね。猫が入ったことに飼い主さんが気付けず、狭い室内に閉じ込めてしまった場合、熱中症や脱水症状を引き起こし、愛猫の命を危機にさらしてしまうおそれがあります。

危険な閉じ込めを防ぐために、室内のドアを開け閉めするときは、猫の居場所を確認する習慣をつけましょう。また、外出する際は猫の姿を目視して「どこにも閉じ込められていない」ことの確認も忘れずに。

猫を玄関ドアに近づかせないようにする

MIX(サバトラ)の麦くん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
玄関ドア付近は、猫にとって本当に危険な場所です。人や物の出入りの際に猫が脱走してしまうと、二度と見つからなかったり自動車とぶつかる事故を起こしてしまったり、最悪の結果を招きかねません。

猫が玄関ドアに近づけないことがベストなので、猫がいる部屋のドアは常に閉めておくのがおすすめ。難しい場合は、玄関ドア手前の廊下に脱走防止柵を設置するといいでしょう。脱走防止柵は、猫が飛び越えられない高さのものを使用することが重要です。

猫は絶対ベランダに出さない!

マンチカン・ロングヘアの福太郎くん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
気分転換や日向ぼっこなどの理由で、猫をベランダに出す飼い主さんがいますが、それは絶対にやめてください。柵に飛び乗ったり虫を追いかけたりして、ベランダから落下する事故は実際に起こっています。

猫は高いところからの着地が得意といわれていますが、高さや地面の状態によっては、その限りではありません。骨折したり、衝撃で内臓が破裂したり、最悪の事態も起こりえます。
また、うっかりベランダに閉じ込めてしまって、熱中症や脱水症状になるケースもあるため、窓の開け閉めをする際は猫の居場所をしっかりと確認しましょう。
安全だと思いがちな家の中も、猫にとっては危険がいっぱい。しかし、今回ご紹介した危険なポイントは、どれも事前の対策が可能です。飼い主さんは愛猫が危険な目に遭わないよう、日々気を付けてあげましょうね。
お話を伺った先生/田草川佳実先生(聖母坂どうぶつ病院副院長)
参考/「ねこのきもち」2022年4月号『「うちは大丈夫」って思ってない? 誤食 脱走 閉じ込めetc. 愛猫を事故から守る10のルール』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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