猫と暮らす
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猫が蚊やマダニから感染する病気とは 室内飼いでも注意したい理由を獣医師に聞いた
今回は、蚊とマダニによって引き起こされる病気や、感染予防のコツなどを、獣医師の佐伯英治先生に伺いました。
蚊の危険性
フィラリアに感染しても、通常は猫が持つ免疫の防衛反応によって死滅します。しかし、時折、その防衛反応が肺に影響し、せきや呼吸困難を引き起こす「犬糸状虫随伴呼吸器疾患(HARD)」という状態になるケースが。
また、まれに死んだ虫体が肺動脈を塞ぎ、突然死を招くこともあります。
マダニの危険性
吸血する際に感染症を媒介しますが、マダニからもらう感染症の中でもとくに恐ろしいのが、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」。感染すると、血小板や白血球の減少、食欲の消失、黄疸などさまざまな症状が現れ、致死率は59%です。
2020年7月末時点での、国内の猫の発症例は269例。残念ながら、現状治療薬はありません。
蚊・マダニに感染しないために! 飼い主さんができること2つ
室内を清潔に保つ
こまめに掃除機をかけたり、猫用のベッドや毛布をこまめに洗濯したり、猫が過ごすエリアを清潔に保つことが重要です。
寄生虫対策の薬を投与する
参考/「ねこのきもち」2022年5月号『体験談から知る、経緯や予防・対策の大切さ 飼い猫が、寄生虫に感染しました。』
文/東里奈
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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