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【調査】高温多湿な季節に猫飼いさんが気になるニオイ 飼い主ができる対策を専門家に聞いた

暑い時期になると、猫まわりのニオイがプ〜ンと臭うことも…?

【調査】暑い時期に、愛猫まわりのものでニオイが気になることがある?

ねこのきもちWEB MAGAZINE『暑い時期の猫の行動、お世話に関するアンケートvol.01』
ねこのきもちWEB MAGAZINE『暑い時期の猫の行動、お世話に関するアンケートvol.01』
今回ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん266名に「暑い時期に、愛猫まわりのものでニオイが気になることがあるか」アンケート調査を行いました。すると、飼い主さんの約3割が該当する結果に。

【体験談】暑い時期に臭ってしまう猫まわりのものとは?

猫柄トップスの上に横たわる寄木のフロアー
Andrey_Kuzmin/gettyimages
では、飼い主さんたちが気になってしまう暑い時期の猫まわりのニオイとは、どのようなものなのでしょうか? 飼い主さんから寄せられた声を紹介します。

トイレまわりのニオイ

  • 「トイレの砂。湿気と熱気で臭いがするので、乾燥剤や消臭剤を近くに置いている」

  • 「トイレが臭う。システムトイレなので、シートや砂をこまめに替えています。脱臭機もトイレの近くに置いています」

  • 「ウンチした後すぐ片付けないと臭ってきます」

  • 「湿気と気温が高いせいで、おしっこの匂いがシステムトイレでも臭ってきます。臭ってきたらすぐにシステムトイレの板を交換します」

  • 「閉め切った部屋のトイレのニオイが気になる。排泄物のニオイよりも猫砂のニオイ?置型の消臭剤を近くに置いていますが、あまり効果なし」

  • 「いつものトイレの砂が湿気のせいか固まりづらくてキレイに取り除けないせいか、トイレまわりが臭うので空気清浄機を活用しています。でも元を断つのが一番なので、少々コストが増えますが、砂の全取り替えの頻度も増やしてます」

  • 「雨が降る日は、特に臭うように思い、空気清浄機をトイレの近くに置いてます」

フードのニオイ

  • 「置き餌のニオイ」

  • 「食べ残しのエサが入っているお皿。すぐに片付けるようにしている」

  • 「自動給餌器のお皿を常に洗うようにしています」

  • 「食べ残しのフードの臭いが夏は気になるので、なるべく食べきる量を与えています」

寝床のニオイ

  • 「ケージ内が、何となくおしっこ臭いです。フードのニオイも、かすかにします。原則ドライフードだけなんですが」

  • 「いつも寝ている寝床の敷毛布のような布。バイオバニッシュというにおい消しをスプレーしている」

【獣医師解説】暑い時期に気になる猫まわりのニオイ 飼い主さんができる対策は?

くつろぐ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
実際、暑い時期に室内の猫のものでニオイやすいものは、どのようなものでしょうか? また、飼い主さんはどのような対策ができるのでしょうか? 

今回、ねこのきもち獣医師相談室の丸山知美先生に聞きました。

暑い時期に気になりがちな猫まわりのニオイ なぜ臭ってしまうの?

——暑い時期に、猫に関するものでどのようなものが臭いがちでしょうか?
丸山先生:
「アンケートの回答にもある通り、トイレ、寝床、食器まわりのニオイが気になることが多いのではないでしょうか。

トイレであれば、やはりオシッコのアンモニア臭や、ウンチのニオイなどが気になるかと思います。寝床に関しては、普段より湿気やあぶらのニオイで気になることもあるでしょう。

食器は、ドライフードを入れている場合はあまり顕著でないかもしれませんが、缶やパウチなどのウェットフードに関しては臭いやすいです。食べ残しなども含めて暑さで傷みやすくなる可能性もあり、ニオイの原因になっているかもしれませんね。

また、猫の種類やそのコの体質、毛質などによって、耳や顔のシワ、皮膚のニオイも感じやすくなることも。皮脂の量などから、尾のつけ根や肛門の周り、足の裏などのニオイが気になるケースもあり得るかもしれないです。

暑さの厳しい時期だと、クーラーなどの影響もあり換気を怠ることで、さらにニオイがこもりやすい原因となっている可能性もあるでしょう」

暑い時期に気になる猫まわりのニオイ対策は?

くつろぐ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
——飼い主さんができるニオイ対策とは、どのようなものでしょうか?
丸山先生:
「まずトイレに関してですが、砂の交換はこまめに行うのがよいでしょう。また、トイレにマットを使用している場合は、マットの交換もまめにするのがよいのかもしれません。その際、トイレの洗浄などのお掃除もしっかりするとよいかと思います。

寝床であれば、定期的に洗ったり、カバーを交換したり、洗いにくいものであれば天日に干す、などの対策をしてみてはいかがでしょうか。

食器については、使用したものはしっかり洗浄したり、殺菌消毒したりしましょう。また、食べ残しをそのまま置いておき、時間が経ったものをあとで猫が食べてしまうと、体によくありません。食器は出しっぱなしにせず、早めに片付けるように意識してみてください」
——愛猫の体のお手入れも必要でしょうか?
丸山先生:
「皮膚や耳に関してはブラシをまめにしてあげたり、体をホットタオルで拭いてあげたりなどするとよいかもしれません。

ただし、猫によってもお手入れの方法や頻度が異なる場合もあります。ニオイの原因として何らかの皮膚トラブルを抱えている可能性もありますので、愛猫の体のお手入れに関しては動物病院で相談してみてるのがよいかと思います」
ねこのきもちWEB MAGAZINE『暑い時期の猫の行動、お世話に関するアンケートvol.01』
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・丸山知美先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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