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うちの猫って太ってる? 猫の肥満チェックの仕方とダイエットのコツ

丸い体型の猫も愛らしいですが、肥満は猫にとって健康面でのリスクをもたらすおそれも。今回は、肥満が体に及ぼす影響や、愛猫が肥満かどうか判断するための体型チェックの方法、ダイエットを成功させるためのポイントについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に教えていただきました。

太っているとどんな影響があるの?

シャルトリューのピンキーちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が肥満体型になると、体を支える骨や関節に負担がかかります。関節を痛めると猫が動くことを避けるようになり、ますます脂肪がつきやすくなるという一面も。その状態が続くことで、捻挫や関節炎などを発症するおそれもあります。

また、血糖値の上昇による「糖尿病」や、肝臓に脂肪がたまる「脂肪肝」など、さまざまな病気を発症するリスクが高まるでしょう。肥満によって体が大きくなり、毛細血管が伸びることで、心臓が血液を送り出す距離が長くなり、通常よりも心臓に負担がかかるおそれも。

愛猫の体型をチェックしてみよう

ブリティッシュショートヘアのケイクちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
愛猫の体型チェックは、体重だけでなく、体を見たり触ったりして確認しましょう。以下のチェックを行い、A~Cの中で一番多かった指標が、愛猫の体型の目安となります。

チェック1「ろっ骨」

両手で猫の前足の付け根あたりにある、ろっ骨を触り、そのまま腰までツーッとなでるように手を滑らせましょう。ろっ骨をどの程度感じられましたか?

A. ろっ骨の凹凸が、最後まで感じられる
→標準体型

B. かろうじてろっ骨を感じられる
→ぽっちゃり体型

C. ろっ骨?なにそれ、どこにあるの?
→肥満体型

チェック2「腰のくびれ」

猫が立っているときに真上から体型を見てみましょう。ウエスト部分のくびれはどの程度ありますか?

A. くびれの位置がなんとなくでも分かる
→標準体型

B. くびれの位置が分からない
→ぽっちゃり体型

C. ウエストがふくらんでいる
→肥満体型

チェック3「お腹」

猫が立っているところを、真横から見てみましょう。お腹のふくらみはありますか?
※触ってみたとき張りのないふくらみなら、皮膚がたれているだけで肥満ではありません。

A. お腹のラインが床とほぼ平行
→標準体型

B. 下腹部がポッコリ!少しのふくらみ
→ぽっちゃり体型

C. お腹全体が大きくふくらんでいる
→肥満体型

ダイエットをするときのポイントは?

黒猫のあんこちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫のダイエットは、食事量と運動量のバランスを取ることが大切です。
フードは低カロリーのものを選び、パッケージに記載されている給与量を計測して与えましょう。また、猫は量よりも食べる回数が多いほうが満足感を感じやすいため、朝・昼・夜・寝る前など、小分けにするのがベターです。
おやつは与えないほうがいいですが、もし与えたい場合は低カロリーのものを選び、食事からおやつの分のカロリーを差し引いて。

フードで誘い運動量を増やしてもOK

猫も人と同様に、運動することもダイエットにつながります。
おすすめなのが食事場所を変える方法。普段は床にフード皿を置いているなら、猫タワーや家具の上など高い場所に移し、猫の運動量を増やしましょう。
愛猫が肥満になってしまったと気がついたら、太っていても愛らしいからとそのままにせず、健康を害するリスクを減らすためにもダイエットをしていきましょう。急な減量は危険をともなうこともあるため、まずは動物病院に相談してみてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【体験談あり】うちの猫はこれで○㎏やせた♪脱デブ猫をかなえるダイエット方法!』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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