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なぜ自分だけ? 猫に噛まれやすい・引っかかれやすい人の特徴

「家族のなかで、なぜか自分だけ猫から攻撃される」と思っている人は、家のなかでの振る舞いに問題があるのかもしれません。人のどんな振る舞いが猫を刺激してしまうのか、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生にお話を伺いました。

猫に攻撃されやすい人の特徴

窓の外を見るまめちゃん(MIX)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫から噛む・引っかくなどされやすい人の行動には、おもに次のような傾向があるようです。

1. 猫の狩猟本能をかきたてる行動をとる人

手足を小刻みに動かすなどの行動をすると、猫は小動物が動いていると勘違いすることが。猫の狩猟本能をかきたてる行動は、攻撃のターゲットになりやすいでしょう。

2. 猫が嫌がりがちなお世話を担当している

猫が嫌がるお世話に、「シャンプー」「歯磨き」「爪切り」などがあります。これらのお世話を担当し、無理やりしていると、猫に”怖い人”と思われて恐怖心から攻撃されやすくなります。

3. 声が大きく、行動が荒っぽい

「声が大きい」「行動が荒っぽい」という理由から、成人男性は女性や子供と比較して猫を怖がらせやすい傾向が。そのため、男性は噛む・引っかくをされやすいといわれています。

では、猫からの攻撃を受けたときにどう反応すればいいのでしょうか? また、前述した以外にも猫から攻撃されやすい人の特徴はあるのでしょうか。岡本先生に聞きました。

オーバーリアクションや構いすぎもダメ

振り返るうにもちゃん(サイベリアン)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――前述した以外にも、猫から攻撃されやすい人の特徴はありますか?

岡本先生:
「攻撃されたときに大騒ぎする人や、構いすぎる人は猫からの攻撃を受けやすいです」

――猫から攻撃をされやすい人は、どんなことに気を付ければいいのでしょうか。

岡本先生:
「攻撃されても、リアクションをとらないようにすることです。例えば、声を出したり、大きな身振り手振りをしたりしないこと。猫が嫌だと感じて攻撃する前の表情を見逃さず、構いすぎないことも大切です」

――攻撃されたときのリアクションも、攻撃の原因になるのですね。

猫からの攻撃を受けたときの上手な対応

スリスリする藍太郎くん(MIX)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――猫からの攻撃を受けたときは、どのような反応や対応をすればいいのでしょうか。

岡本先生:
「静かにその場から立ち去るのがいいでしょう」

――反対に、噛む・ひっかくされたときにしてはいけない対応はありますか。

岡本先生:
「叱ることです」

――攻撃を受けたからといって、むやみに叱ってはいけないのですね。そのほかに、注意することがあれば教えてください。

岡本先生:
「猫と暮らしていくなかで、その猫の嫌がるポイントを見逃さないようにしてあげてください」

――猫が嫌がることをしない。一緒に暮らすうえで、このことを忘れてはいけませんね。
猫に噛む・引っかくをされる原因は、ふだん何気なくしている行動のなかにありました。「家族のなかで自分だけ攻撃される」と思う人は、猫目線になって自分の行動を見直してみるといいでしょう。本能を刺激し、恐怖を感じる何かがあるかもしれません。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
参考/「ねこのきもち」2021年3月号『ねこのきもち獣医師相談室がジャッジします!子猫&成猫 みんなの噛む・引っかく対策』
取材・文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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