猫と暮らす
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よく隠れる猫とそうでない猫。どっちが普通? 飼い主さん調査と正しい対応を解説
猫は野生時代、群れを作らずに単独で狩りをして生活してきました。そのため警戒心が強く、ペットとして飼い主さんに守られて生きている現在でも、クローゼットの中やソファの下などに隠れることが多いのです。
しかし最近では、“隠れない猫”が増えているといいます。これは一体、なぜなのでしょうか?
今回は、隠れる猫と隠れない猫の割合や、隠れない猫が増えている理由などを、獣医師の菊池亜都子先生に伺いました。
しかし最近では、“隠れない猫”が増えているといいます。これは一体、なぜなのでしょうか?
今回は、隠れる猫と隠れない猫の割合や、隠れない猫が増えている理由などを、獣医師の菊池亜都子先生に伺いました。
隠れる猫と隠れない猫の割合
「ねこのきもち」の読者アンケートで、愛猫はよく隠れるかどうかを調査したところ、「隠れる」と答えた方が54.9%、「隠れない」と答えた方が41.1%、「わからない」と答えた方が4.0%という結果になりました。
つまり、約4割の飼い猫が“隠れない猫”ということなのです。猫は隠れる動物だと思っていた方からすると、驚きの結果かもしれませんね。
つまり、約4割の飼い猫が“隠れない猫”ということなのです。猫は隠れる動物だと思っていた方からすると、驚きの結果かもしれませんね。
隠れないのはなぜ?
猫が隠れない理由は、1つではありません。隠れない理由として代表的なものを、3つご紹介します。
《もともとの性格がおおらかだから》
猫にも、生まれもった性格があります。おおらか・大胆なタイプの猫は、神経質・臆病な性格の猫に比べ、隠れる必要性をあまり感じていないのかもしれません。
猫にも、生まれもった性格があります。おおらか・大胆なタイプの猫は、神経質・臆病な性格の猫に比べ、隠れる必要性をあまり感じていないのかもしれません。
《安心して暮らしているから》
安全な環境で暮らしている猫は、隠れなくなることがあります。これは、「この家では危険なことが起こらない」と学習して、安心しているためです。
安全な環境で暮らしている猫は、隠れなくなることがあります。これは、「この家では危険なことが起こらない」と学習して、安心しているためです。
《隠れたときに嫌な経験をしたから》
隠れたときに何か嫌な経験をした猫は、隠れることを警戒するようになる場合があります。
また臆病な猫は、逃げ場がなかったり身動きが取れなかったりする場所に入ることを嫌い、隠れないこともあるようです。
隠れたときに何か嫌な経験をした猫は、隠れることを警戒するようになる場合があります。
また臆病な猫は、逃げ場がなかったり身動きが取れなかったりする場所に入ることを嫌い、隠れないこともあるようです。
猫の特性にあった環境を用意してあげよう
隠れるタイプの猫も、隠れないタイプの猫も、飼い主さんがすべきなのは、毎日安心して過ごせる環境を整えてあげることです。愛猫が隠れるタイプなら隠れ場所が必要ですし、隠れないタイプなら、どういう場所なら安心して過ごせるのかを知る必要がありますよね。
愛猫の特性を見極めて、適した環境を用意してあげましょう。
愛猫の特性を見極めて、適した環境を用意してあげましょう。
近年増えてきている“隠れない猫”。愛猫がどちらのタイプなのかを知り、過ごしやすい環境作りに役立てていきましょう。
お話を伺った先生/菊池亜都子先生(獣医師 獣医行動診療科認定医)
参考/「ねこのきもち」2022年9月号『あんなところに、こんなシーンで 隠れる猫』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
参考/「ねこのきもち」2022年9月号『あんなところに、こんなシーンで 隠れる猫』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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