猫と暮らす
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猫がかかりやすい病気の最新治療 原因の解明や薬の進化も
猫カゼ
猫カゼにかかったら、今までは症状ごとに違う薬を処方して治療をしてきましたが、近年猫カゼのさまざまな症状を一度にコントロールできる「複合注射製剤」が開発されました。投薬は猫のストレスになることも多いため、投薬の回数が減ることで猫の負担軽減にも一役買いそうです。
膀胱炎
猫の膀胱炎のなかでも圧倒的に多いのが「特発性膀胱炎」です。検査しても結石や結晶がなく、異常な細胞も見られないにもかかわらず、頻尿や血尿などの症状があるのが特徴です。最近の研究では、ストレスや体質が突発性膀胱炎の発症に大きく影響していると考えられています。
尿石症
結石には、「ストルバイト」と「シュウ酸カルシウム」の2種がありますが、近年はシュウ酸カルシウムの結石が増えているのだそう。また、膀胱に結石ができる猫が減っている一方で、腎臓や尿管に結石ができる猫が増えており、その多くがシュウ酸カルシウムによる結石だといわれています。
結膜炎・角膜炎
近年、強い抗ウイルス作用を有する「猫ヘルペスウイルス」専用の点眼薬が開発されました。猫ヘルペスウイルスは、猫カゼを引き起こすウイルスの1つ。それに伴って引き起こされる結膜炎・角膜炎の改善や、治癒までの日数短縮が期待できます。
皮膚炎
近年、猫も信頼度の高いアレルギー検査ができるようになってきました。調べられる物質は、食物や植物、カビや節足動物など40種類。アレルゲンが特定できれば、効果的な治療にもつながりますね。
参考/「ねこのきもち」2022年9月号『獣医師の最新トピックス&読者体験談も 猫に多い病気、その理由は?』
文/東里奈
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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