猫と暮らす
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猫に噛まれて体調を崩した人の割合は 要因と対策を獣医師が解説
猫に噛まれたり引っかかれたりして腫れたり体調不良になった経験は?
なお、このうちの9割は愛猫によるものだそうです。
実際にどんな状態になったの?
・「噛まれた痕が腫れ上がり、消毒しても落ち着かなかったので、病院で抗生剤の塗薬と飲み薬を処方してもらった」
・「噛まれて引っかかれたので、次の日皮膚科へ行きました。抗生剤2種類と塗り薬を処方され、推奨されたので破傷風ワクチンも。噛まれたところは36時間後くらいに、手のひらくらいに赤く腫れました。1ヶ月後と半年後に追加ワクチンをするように言われました」
・「いつも普通に撫でていた猫が、突然本気で噛みつき深く噛み傷ができてしまった。自宅の傷薬で治しましたが傷痕が残っています」
・「私ではありませんが、猫アレルギーのある息子が遊びの延長で引っかかれました。傷口が赤黒く腫れ、痛みもあるようだったので病院を受診。猫に引っかかれたと伝え塗り薬をもらいました。薬を塗り始めたらすぐに良くなりました」
なぜ大きく腫れたり体調が悪くなったりするの?
――猫に噛まれたり引っかかれたりして、大きく腫れたり体調が悪くなったりするのは、なぜなのでしょうか?
岡本先生:
「猫に引っかかれたり噛まれたりすることで、傷口から猫が保有している菌が入ることが原因です。野良猫はマダニが寄生している事があり、近年問題となっている重症熱性血小板減少症をマダニからうつされているおそれも。原因のウイルスを保有する猫に噛まれて人が死亡したケースもありますので、注意が必要です」
猫に噛まれたりひっかかれたりしたときの対処法は?
岡本先生:
「とにかく水道水でジャバジャバ傷口を洗うことが大切です。洗ったらすぐに病院を受診してください」
――大きく腫れたり体調が悪くなってしまった場合、どのように対応したらいいでしょうか。
岡本先生:
「体調不良になる前に、負傷したら病院を受診したほうがいいでしょう。先述したように傷口を洗ったら、すぐに病院を受診してください」
――ありがとうございました。
取材・文/田山郁
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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