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鳴き声×しぐさでわかる! 愛猫の「甘えた~い♪」キモチ

猫は、鳴き声としぐさを組み合わせながら、飼い主さんに自分の気持ちをアピールしています。愛猫の甘えたい気持ちや、構って欲しいアピールに気付いてあげることができれば、今よりももっと愛猫と仲良くなれるかもしれませんね。
そこで今回は、猫の「甘えたい・構って欲しい」という気持ちがわかる鳴き声×しぐさを、獣医師の小野寺温先生に伺いました。

帰宅後、「ニャ~」と高めに鳴きながら体をスリスリしてくる

アメリカンショートヘアのリンちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
帰宅後、高めに鳴きながらすり寄ってくるのは、親しい猫同士のあいさつのようなもの。外から帰ってきた飼い主さんには、家にいるときとは違うニオイが付いているため、自分のニオイを擦り付けることで「飼い主さんは自分のもの!」と安心したいのでしょう。

ただ、外から帰ってきた飼い主さんには、ウイルスなどの病原体が付着しているおそれがあります。感染症が心配なので、帰宅したら「ただいま」と優しくあいさつした後は、スリスリされる前に手洗いと着替えをすませてしまいましょう。

「ニャ~ン」と高めに鳴いて、目の前でゴロンと横たわる

スコティッシュフォールドのめめちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は、甘えたいときや何か欲求があるときに、「ニャ~ン」と高めの鳴き声を出します。飼い主さんの手が届く場所までやってきたうえでゴロンと横たわるのなら、なでて欲しいと思っている可能性が高いです。ちなみに、なでるのは顔周りがベスト。お腹周りは急所なので、なでられて喜ぶ猫はあまり多くありません。

猫が顔周りをなでられると喜ぶ理由は、自分で毛づくろいができないから。ただ、長時間触っていると嫌がられやすいため、なでるのは短い時間にしておきましょう。

「ゴロ~ゴロ~」と喉を鳴らしながらお腹を見せてくる

マンチカンのたまもちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が喉をゴロゴロと鳴らすのは、子猫が親猫に甘えているときに多く見られます。急所であるお腹を見せながらゴロゴロと鳴くのは、最大限の甘えたいアピールと考えていいでしょう。

ただ、新聞を読んでいるときや仕事をしているときなどにこの行動をしてきた場合、要求を通してしまうと何度も同じことを繰り返すようになります。構うのが厳しい状況でアピールしてきた際は、あえて無視をするのも1つの手です。

猫タワーの上から「ウニャウニャ」と鳴いて見つめてくる

スコティッシュフォールドの絆くん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
遠くで「ウニャウニャ」と小さめの声で鳴いている場合、伸びなどの行動をしながらならただ声が漏れているだけかもしれませんが、飼い主さんを見つめながら鳴いているようなら、気付いて欲しいと思っているのかも。強いアピールとはいえませんが、あわよくば気付いてほしい、くらいの期待を込めていると考えられます。

そんな控えめなアピールに気付いたら、近寄って顔周りを少しなでてあげましょう。近くに行けない状況や、手が届かない場所にいるときは、猫にとっての愛情表現である「ゆっくりまばたき」をしてあげるだけでも、喜んでもらえるはずですよ。
猫の甘えたい・構って欲しいアピール、どれもかわいらしいですね。ふだんから愛猫をしっかりと観察して、何を考えているのか、どうして欲しいのかをわかってあげられると、さらに深い絆が築けるはずですよ。
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学講師 動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2022年3月号『解けば“コミュ力”アップ! 鳴き声×動作から読む 猫語クイズ』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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