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上から毛布をかけなくていい? 猫の防寒の誤解と正解

寒い時期は愛猫が快適に過ごせるように、飼い主さんがいろいろと配慮をしてあげる必要がありますよね。しかし、人と猫では気温・室温の感じ方や、生き物としての生態が違うため、寒さ対策で悩んでしまうことも少なくないでしょう。

そこで今回は、「冬は猫にも服を着させたほうがいいの?」「夜、布団に入らないで寝るのはどうして?」など、冬によくある疑問を獣医師の鈴木勝博先生に伺いました。

犬と猫両方を飼っている場合、温度設定はどちらに合わせるべき?

Mix(ミケ)の鈴ちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫と犬は違う動物なので、快適に思う環境や気温は異なります。しかし、人が快適だと思う室温なら、猫も犬もおおむね不快に感じることはないでしょう。
ただ、猫は高いところに上ったり狭いところに入ったり、自力で快適な場所を探すことができますが、犬はそれができません。そのため、室温は行動範囲のより狭い犬に合わせてあげたほうがいいかもしれませんね。

冬は猫にも服を着せたほうがいいの?

アメリカンカールの麦くん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫はご存じのとおり、毛づくろいをして体を清潔にする習性があります。洋服を着せてしまうと毛づくろいができず、猫にとっては大きなストレスになるため、着せないほうがいいでしょう。洋服で暖を取らせるのではなく、部屋を暖かく保ち、猫ベッドや毛布などの暖かいスポットを複数用意するなどして、寒さ対策をしてあげましょう。

夜、布団に入らずに眠るのはなんで?

Mix(ミケ)のリコちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
夜間はいくら部屋を暖かくしても、ほとんどの人は布団に入って眠りますよね。しかし、猫はそうでもありません。「布団に入らずに眠って寒くないの?」と心配になってしまうかもしれませんが、猫は快適な居場所を自分で選んで過ごすもの。布団に入らずに寝ているのなら、特に寒さを感じていないのでしょう。気にしなくても大丈夫ですよ。

用意した冬用ベッドを使ってくれないのはなんで?

スコティッシュフォールドのはるとくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
モコモコとした冬用のベッドを好む猫は多いですが、全ての猫がそうというわけではありません。使わない場合は、質感や置き場所など、何か気に入らない要因があると考えられます。
いろいろなタイプの寝床を用意して様子を見たり、無理して新しいベッドを使わず、お気に入りのベッドがあるのならそこに布を敷くなどして、冬仕様に変えたりするのもいいですね。

冬はフードを温めるべき?

Mix(サバトラ)のきなこちゃんたち♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
フードは、常温であれば猫の体を冷やすことはないので、あえて温める必要はありません。むしろ、温めたことで「いつもとごはんが違う」と感じ、食べなくなる猫もいるようです。
ただ温めたらダメというわけではないので、猫が好むのなら温めて与えてもかまいませんよ。
洋服は不要、夜は布団に入らなくても大丈夫など、人と猫の寒さ対策は大きく違います。愛猫が快適に冬を過ごせるよう、猫目線で対処方法を考えながら、気遣ってあげましょうね。
お話を伺った先生/鈴木勝博先生(気象予報士 獣医師 (株)ライフビジネスウェザー所属)
参考/「ねこのきもち」2018年11月号『寒さは全国共通ではないから 「地域別」対策でこの冬を乗り越えよう』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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