猫と暮らす
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猫が歳をとったら半年に1回は尿検査をしたい理由 自宅で採尿するコツは
自宅でできる!おすすめの採尿方法
岡本先生:
「自宅で取り組みやすい猫の採尿方法として、ペットシーツを裏返してトイレに設置する、トイレ砂の上にラップを敷く、空にした状態のトイレで排泄してもらうという方法があります。これらの方法は、成功させるために特に難しいコツはありません。また、そのほかに猫が排泄するタイミングでバットや採尿スティック等を差し込む方法もあります。この方法を用いるときは、味のついた水や肉の煮汁、ウエットフード等を与えて飲水量を増やし、トイレに行く回数を増やすことや、愛猫のトイレのタイミングをふだんから観察しておくことが成功のコツですよ」
自宅で採尿する場合の注意点
岡本先生:
「自宅では採尿の過程で菌が混入しやすくなります。そのため、細菌性膀胱炎の判定が難しい場合があるという点は、気を付けたほうがよいでしょう」
よくある採尿のお悩みに、獣医師からアドバイス
愛猫がトイレに行くタイミングに合わせるのが難しい
岡本先生:
「愛猫の飲水量を増やす工夫をして、排泄のタイミングを増やしてみるとよいかもしれませんね」
ラップを敷くと愛猫が嫌がって排泄しない
岡本先生:
「ラップを敷くのを嫌がる場合は、空にした状態のトイレで排泄させる方法を試してみてはいかがでしょうか」
人が近くにいると嫌がって排泄してくれない
岡本先生:
「『おすすめの採尿方法』の章でご紹介した、トイレを空にする方法やラップを敷く方法なら、人が近づかなくても大丈夫だと思います」
多頭飼いでトイレの尿がどの猫のものかわからなくなる
岡本先生:
「多頭飼いで採尿をする場合は、採尿時だけ採尿したいコを隔離するとよいでしょう」
どうしても自宅で採尿が難しいときは
岡本先生:
「どうしても自宅で採尿ができない場合は、尿が溜まった状態で愛猫を動物病院に連れて行き、病院で採尿してもらうのがいいかと思います」
取材・文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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