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クリスマスの飾りにも注意 誤食は危険から愛猫を守るために気をつけたいこと

キレイなクリスマス飾りは人の目を潤すだけでなく、猫の興味をひきます。そんな興味深い装飾品で遊んでいるうちに、猫がクリスマス飾りを誤食してしまったらどうしますか? 誤食で起こる体への影響やあらかじめできる対策について、モノカどうぶつ病院院長の小林清佳先生に教えていただきました。

クリスマス飾りの誤食は命に関わることも!

毛布にくるまるまめ太郎くん(シンガプーラ)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は、室内に見慣れないものを見つけると興味を示すもの。クリスマスやお正月の飾りが前足や口の届く場所にあれば、触ったり、かじったりして遊びはじめ、小さなパーツなどを誤食することもあるでしょう。
誤食した装飾品は自分で吐き出すか、ウンチと一緒に排泄されて体の外に出ることもありますが、消化管で詰まったり、消化管を傷つけたりすると命に関わることも。飾りのパーツなどの誤食は、こうした危険性があるのです。

一番の予防法は、猫が届かない場所に飾ること

ベッドに入る五郎くん(MIX)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
季節の飾りを楽しみたい場合は、猫が届かない場所に飾るのが一番です。例えば、リースなどの壁飾りを高い場所にかけたり、猫が入れない部屋だけに飾ったりして、猫が触れない工夫を取り入れましょう。
「こんなものは食べないだろう」という決めつけは止めて、「もしかしたら誤食するかもしれない」という気持ちで装飾する場所を決めてください。

猫の口に入ったときは、すぐに動物病院へ電話を!

ベッドに入るさくらちゃん(スコティッシュフォールド)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
もし、猫がクリスマス飾りを誤食してしまったら、気付いた時点で動物病院に電話しましょう。その際、「どんなものを、どれくらい、いつ誤食したか」をできる限り詳しく伝えます。
誤食のほかに嘔吐や下痢、食欲不振などの症状があれば、その状況も詳しく伝えましょう。そのうえで、獣医師の指示に従って受診してください。
ふだんと違うことをするときは、予想できない事故やケガが起きやすいものです。どんなに楽しいイベントも、万が一を想定して猫に危険がない楽しみ方をしてください。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2021年12月号『危険予測で愛猫を守ろう! 冬の暮らしヒヤリ事件File』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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