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悲しみの向こう側…「愛猫ロス」の乗り越え方

↑©NitikornIstock

我慢はダメ! たくさん悲しんで思いっきり泣こう

愛猫の死は、まるで自分の体の一部がもぎとられたような喪失感と痛み、悲しみがともないます。「いつまでも泣いてばかりいたらダメだ」と、立ち直ろうと我慢する飼い主さんも多いことでしょう。

でも、どうして我慢する必要があるのでしょう? 大好きで大切だった猫ちゃんとお別れしたわけですから、涙が止まらないのは当然。床を転げまわったり、大きな声を出して泣いたりして、思いっきり悲しみましょう。

ここで我慢して無理をすると、しばらくたってから、心と体のバランスが崩れて体調不良となったり、悲しみが長引いてしまうことも。

心を許せる人に愛猫への気持ちを聞いてもらおう

どれだけ愛猫を失ってつらいかを、口に出して誰かに聞いてもらうというのも悲しみを癒します。猫ちゃんへの愛情を理解してくれ、信頼できる人はいますか?

ただし、話を打ち明ける相手は慎重に選びましょう。猫を一緒に飼っていた家族だからといって、あなたの気持ちを共有してくれるとは限りません。家族が良かれと思って言う「いつまでも悲しんでいないでがんばって」などの言葉が逆効果になることも。

愛猫への気持ちを否定されると、さらにダメージを受けることもあるので、猫への愛情・悲しみを共有できる相手に気持ちを聞いてもらいましょう。

気持ちが落ち着いたら…お葬式・納骨でひとつの区切り

愛猫が亡くなってから少し時間を置き、心も身の回りも少し落ち着いた頃に、あらためてお葬式をあげてあげると気持ちの区切りがつくでしょう。

お葬式といっても、大げさなものでなくて大丈夫。愛猫の一番かわいい写真とお花、好きだったおやつなどを飾って、手を合わせるだけで十分です。

ペット火葬場や移動火葬車の単独火葬なら、猫ちゃんのお骨は返してもらえます。ペット墓苑に納骨したり、手元に置いたりしてもいいでしょう。最近は、かわいいペット用の骨壺や、お骨で作るオブジェなど、飼い主さんがさみしくならないようなメモリアルグッズもあるそうです。



出典元/「ねこのきもち」2018年2月号『しあわせな後半生のために』(監修/香取章子さん)
イラスト/橋本 豊
文/ヤマモト トモミ
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