猫と暮らす
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猫も寒暖差で「ヒートショック」が起きるの? 愛猫が寒さで体調を崩さないための工夫
寒い季節になると人が体調を崩しやすくなるように、愛猫も体調を崩すのではないかと心配ですよね。今回は、獣医師の小林清佳先生に、乾燥や冷えなど、冬場の猫の健康にまつわる疑問についてお話を伺いました。
部屋の中が乾燥すると、猫もせきが出たりする?
猫はほとんどせきをしない動物です。しかし、アレルギーに起因するぜんそくや、ウイルス・細菌による気管支炎、そのほか気管や肺の病気でせきをすることが。
こうした病気を抱えている猫の場合、室内が乾燥しているとせきが悪化するおそれがあります。また、乾燥すると粘膜から病原体が侵入しやすくなるため、予防のためにも冬は加湿をしたほうがいいでしょう。
なお、加湿器は猫が触れない場所に置くか、もしくは柵で囲うなどして、安全対策をしっかりとってください。
こうした病気を抱えている猫の場合、室内が乾燥しているとせきが悪化するおそれがあります。また、乾燥すると粘膜から病原体が侵入しやすくなるため、予防のためにも冬は加湿をしたほうがいいでしょう。
なお、加湿器は猫が触れない場所に置くか、もしくは柵で囲うなどして、安全対策をしっかりとってください。
猫にもヒートショックは起こるの?
人はヒートショックを起こすと心臓発作をともなうことがありますが、猫は例がありません。猫は人と違って服を着脱するわけではなく、温度差への準備が整っていると考えられます。
しかし、猫も暖かい室内から急に極寒の外部へ連れていかれると、体調を崩すことも。ただ、猫が自分の意思で室内を移動しているようなら、心配はいらないでしょう。
しかし、猫も暖かい室内から急に極寒の外部へ連れていかれると、体調を崩すことも。ただ、猫が自分の意思で室内を移動しているようなら、心配はいらないでしょう。
猫も「冷え」でおなかをこわすことはあるの?
季節の変わり目は寒暖差に対する体温調節が追いついていないこと、気圧の変化が激しく自律神経系が乱れることで、体調不良を起こしやすいタイミングです。
胃腸の不調も同様で、「冷え」が原因というよりも寒暖差に体がついていけず、自律神経系が乱れ胃腸の動きが停滞した結果だと考えられます。
胃腸の不調も同様で、「冷え」が原因というよりも寒暖差に体がついていけず、自律神経系が乱れ胃腸の動きが停滞した結果だと考えられます。
体温調節のために猫が震えることもあるの?
寒さを感じて震える「シバリング」という生理現象は猫にも起こります。
もし愛猫が震えるほど寒いようであれば、暖をとれる場所をつくったり、エアコンなど暖房器具を利用したりして室温管理をしましょう。
暖かくしてもふるえている場合は、けいれんや痛みのおそれもあります。けいれんは病気が原因の場合もあるため、動物病院で相談してください。
もし愛猫が震えるほど寒いようであれば、暖をとれる場所をつくったり、エアコンなど暖房器具を利用したりして室温管理をしましょう。
暖かくしてもふるえている場合は、けいれんや痛みのおそれもあります。けいれんは病気が原因の場合もあるため、動物病院で相談してください。
冷えによるストレスは、猫にとっても健康をおびやかすおそれのあるものです。今回ご紹介した内容も参考に、暖房器具などを活用して防寒対策をしっかりととり、愛猫があたたかく健康に冬を越せるようにサポートしてあげてくださいね。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカ動物病院院長)
参考/「ねこのきもち」2022年12月号「猫は寒さが苦手だから…… 冬の暮らしにまつわる相談、専門家がずばり回答!」
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
参考/「ねこのきもち」2022年12月号「猫は寒さが苦手だから…… 冬の暮らしにまつわる相談、専門家がずばり回答!」
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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