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猫の低温やけどが起こる暖房器具の温度と時間 留守番中の防寒対策は

猫は寒さに弱いといわれているため、しっかり防寒対策をしてあげたいところ。そのためにも暖房器具を上手に取り入れていくことが大切です。今回は獣医師の小林清佳先生に、猫の防寒対策で用いる暖房器具にまつわる疑問を解説していただきました。

猫の留守番に適した暖房機器は?

スコティッシュフォールドのはなちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
暖房機器によっては、ペットの留守番時の使用を推奨していません。また、留守番中に停電が起こってしまう可能性もあります。
そのため、愛猫を留守番させるときは直前まで暖房機器で部屋全体や猫のまわりを暖めておき、外出時に暖房を止めましょう。代わりに暖をとれるような猫用ベッド、毛布などをそばに用意しておいてください。

雪国の夜の場合、猫の寝床は暖房器具なしでも大丈夫?

ミケ猫のブランちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫用ベッドと毛布だけでは猫の体温以上には暖かくなりません。夜も室温調整するか、ベッドの下に差し込む形でペットヒーターなどを利用するのがおすすめです。ヒーターにのせる部分をベッドの半分だけにしておくと、猫自身で移動して温度を調節できます。猫が寒がりでなければ、ヒーターを利用する必要はありません。

猫がホットカーペットで低温やけどすることはある?

白黒猫の新之助ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
低温やけどは、44℃程度の暖房器具に3~4時間触れていると発症するおそれがあります。
とくに病気や高齢の猫は自力で移動しにくく、熱さも感じにくいため移動が遅れ、同じ部位がずっと接触しがちな傾向に。そうなると低温やけどを起こしやすいため、温度設定や長時間の使用には注意が必要です。

猫はエアコンが苦手というのは本当?

ラグドールの五右衛門ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
個体差はあるものの、エアコンからの送風がじかに体に当たるのを嫌がる猫もいます。もしも猫が送風を嫌うようなら、自分から場所を移動するでしょう。
猫用のベッドを、あらかじめエアコンやサーキュレーターからの風が直接当たらないような場所に設置したり、ドーム型ベッドの入り口を風下に向けたりと、猫が落ち着くような工夫をしてあげて。
暖気は高いところにたまりやすいといわれているため、猫用ベッドを高いところに置いておくのもおすすめ。猫があたたかく健康に生活できるよう、安全に気をつけながら暖房器具をうまく活用してあげてくださいね。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2022年12月号『猫は寒さが苦手だから… 冬の暮らしにまつわる相談、専門家がずばり回答!』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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