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猫の耳掃除は必要? 耳掃除のコツとケアが特に必要な猫の種類は

「猫って耳掃除は必要なのかな?」と疑問に思ったことはありませんか?
基本的に猫に耳掃除は不要だとされていますが、時期や猫の種類によって耳掃除が必要な場合もあるため、注意が必要です。
今回は猫の耳掃除について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

猫の耳掃除は基本不要!

耳掃除されるロシアンブルー
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の耳アカの正体は、耳の中から分泌されたタンパク質や脂肪、表皮の塊です。
汗腺からタンパク質、皮脂腺から脂肪が分泌され、古くなって剥がれた表皮と混ざり合ったものが猫の耳アカとなってあらわれます。
健康な猫であれば、ふだんの生活を送るなかで自然と取れていくものなので、わざわざ耳掃除をする必要はあまりないといえます。

猫の耳掃除が必要なケース

垂れ耳のスコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
しかし、季節や猫の種類によっては耳掃除が必要なケースも。
季節では春から夏にかけて、猫種では垂れ耳や反り耳の場合です。

春〜夏にかけて

春〜夏にかけては分泌物が増える時期であり、耳アカの量も多くなる傾向があります。
また、湿気の多い梅雨時期は、ふだん耳掃除が必要のない猫でも耳アカが溜まりやすいので気をつけておきたいシーズンです。
季節によって耳が汚れやすい場合は、耳掃除を行う必要がありますよ。

垂れ耳の猫

スコティッシュフォールドなどの「垂れ耳」の猫の場合、通気性が悪いため耳アカが溜まると病気になりやすい傾向があります。
ねっとりとした黒や黄緑色の耳アカが出る場合や、耳のニオイが気になる場合は病気のサインかも。こまめにチェックして、気になる場合は早めの受診がおすすめです。

反り耳の猫

垂れ耳のほかにも、アメリカンカールのような「反り耳」の猫も注意が必要です。
反り耳の猫は耳内部の構造が複雑で、耳アカが残りやすい傾向があります。こまめに耳の中をチェックしたり、ニオイを嗅いだりして、異常がないか日常的なチェックを習慣にしましょう。

耳掃除を行う頻度は?

目を細めるマンチカン
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の耳の状態には個体差があるため例外もありますが、基本的には週に1回程度、耳の中をチェックするのがおすすめです。
スコティッシュフォールドなどの垂れ耳の猫であれば、週2回は耳の状態をチェックしたいところ。汚れが気になる場合は、軽く拭き取るなどのケアが必要です。
一緒にニオイもチェックして、異臭がしないか確認してくださいね。
意外と知らない猫の耳掃除事情。耳を触られるのを嫌がる猫だと、耳の状態を確認するのも大変かもしれません。
しかし、愛猫の健康を守るためにも日常的な耳チェックと耳掃除を取り入れてみてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫に耳掃除は必要?頻度や方法、動画、グッズを紹介』
文/清水ゆか
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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