猫と暮らす
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猫が口にすると危険な飲み物 微量でも危険な理由は
微量でもNG!「アルコール」
猫の体は人に比べてはるかに小さいため、アルコールの成分を急速に吸収してしまい、たとえ少量でもすぐに酩酊してしまうでしょう。さらに、アルコール成分が血液に乗って全身を巡り、体内に長く残ってしまうため、呼吸器や心臓、肝臓、腎臓など全身に悪影響を及ぼします。最悪の場合、昏睡状態に陥り死に至るおそれも。
目を離した隙や、誤ってお酒を倒してしまった際に、猫が口にしないようくれぐれも注意が必要です。
カフェインが中毒を引き起こす!「コーヒー」
嘔吐や下痢などの症状をはじめ、心臓や神経系に異常をきたすことがあり、重篤な症状になると呼吸不全などを起こして、最悪死に至ることも。
なかにはコーヒーの香りに興味を示す猫もいますが、絶対に与えないようにしましょう。また、テーブルの上にこぼれたコーヒーを猫がなめてしまわないよう、こぼれたコーヒーはすぐふき取るようにし、コーヒーカップは猫の手の届くところに置かないでください。
カカオに含まれるテオブロミンが危険!「ココア」
猫は人と異なりテオブロミンを代謝する能力が低いため、摂取後すぐに分解できず、中枢神経や腎臓、循環器系などがダメージを受けてしまうのです。
このテオブロミンは、カカオ含有量が高いほど多く含まれているため、生のカカオに近いカカオパウダーなどは、ごく少量であっても致死量に達するおそれが。そのため飲み物や製菓用のココアパウダー、カカオパウダーにも最新の注意を払いましょう。
ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫にアルコールは微量でもNG。飲んだり舐めたりしてしまったときの症状と対処方法
』(監修:獣医師 酪農学園大学獣医学群獣医学類准教授 酪農学園大学附属動物医療センター集中治療科診療科長 佐野忠士先生)
ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫にコーヒーは絶対にNG。飲んだり舐めてしまったときの症状と対処方法』(監修:獣医師 酪農学園大学獣医学群獣医学類准教授 酪農学園大学附属動物医療センター集中治療科診療科長 佐野忠士先生)
ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫にチョコは絶対にNG。食べてしまったときの症状と対処方法』(監修:獣医師 酪農学園大学獣医学群獣医学類准教授 酪農学園大学附属動物医療センター集中治療科診療科長 佐野忠士先生)
文/田山郁
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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