猫と暮らす
UP DATE
家族の中で猫に好かれる人と嫌われる人の違い 理由はうすうすわかっていた
【調査】愛猫は家族のなかに「好きな人・嫌いな人」がいると思う?

【体験談】愛猫と家族のどんなやりとりで「好き嫌いがある」と感じた?
- 「好きな人には鳴きながら後追いしてスリスリします。嫌いな人にはしないし、距離をとる」
- 「娘が部屋に入ってくるとかまえるし、近づくと逃げる。顔を隠して触ろうとしても、ニオイをかいで逃げる」
- 「私と旦那には甘噛みですが、息子にはとても酷い対応でマジ噛みします」
- 「苦手な家族と顔を合わせると『シャー!』といいます」
- 「私が呼ぶと返事するが旦那には返事しない。おやつをもらうときやおもちゃで遊んでほしいときにだけ、旦那のそばに行く」
- 「私以外の人が近づくと隠れて出てこない」
- 「嫌いな人が来ると触らせてもくれないし、嫌いな人がいなくなるまで出てこない」
- 「家族のなかで特定の人としか一緒に寝ません」
猫の飼い主さんが考える「愛猫が家族に対して好き嫌いする理由」とは
その家族に「好き」な反応を示す理由
- 「突然動いたり、大きな声を出したりしないから」
- 「たくさん声をかけて、ご飯をあげて、遊んであげるから」
- 「日ごろのコミュニケーションの違いやお世話の頻度」
その家族に「嫌い」な反応を示す理由
- 「ふだん遊ばないのに、そのときの気分や自分の都合で抱っこしようとするから」
- 「かまいすぎて何度も寄っていったり触ろうとしたりするから」
- 「(その家族が)男性で体が大きく、声が低いところが怖いのかもしれない。家族以外のどんな男性に対しても同じ行動をとる」
【獣医師解説】猫が家族に対して好き嫌いする理由
――そもそも猫は人に対する「好き嫌い」はあるのでしょうか?ある場合、猫はどのような人に「好き」や「嫌い」と感じるのか教えてください。
岡本先生:
「猫にも人の好き嫌いはあると思います。いろいろと猫のペースに合わせられる人は、信頼されやすく好かれやすい傾向にあります。
逆に、自分のペースで距離を縮めたりかまったりする人、大きな声や音を出す人、人工的なニオイが強くする人などは嫌われやすいといえます」
――猫の飼い主さんから寄せられたエピソードのなかで、実際に家族に対する好き嫌いがあると思われるエピソードはどれと推定されますか?
岡本先生:
「たとえば以下の2つのエピソード、
『好きな人には鳴きながら後追いしてスリスリします。嫌いな人にはしないし、距離をとる』
『私と旦那には甘噛みですが、息子にはとても酷い対応でマジ噛みします』
これは、猫に信頼されていないというよりも、嫌い・苦手と思われている可能性が高いと思います」
――飼い主さんたちは、家族に対する猫の態度や好き嫌いがわかれるのは「突然動いたり、大きな声を出したりしないから」「ふだん遊ばないのに、そのときの気分や自分の都合で抱っこしようとするから」と推察していましたが、実際に当てはまる理由はありますか?
岡本先生:
「飼い主さんが挙げた理由、全部そのまま当てはまると思います」
取材・文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
UP DATE