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「カカカカッ」「アウアウアウ」猫が変わった鳴き方をするときの心理を専門家に聞いた

猫は本来あまり鳴かない動物でしたが、人と暮らすようになって、気持ちを伝えるために鳴くようになったと考えられています。そこで今回は、「カカカカッ」「アウアウアウ……」など、猫の変わった鳴き方に注目。動物看護師の小野寺温先生が解説します。

爪切り中に「ウゥ~ウゥ~」と低いうなり声

サイベリアンのさくらちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
低いうなり声は、嫌なことの訴えです。同時にしっぽをブンブンと強く振っている場合は、ふつふつと怒りがこみあげてきているから。
このような場合、「お手入れ=嫌」と記憶させないよう、嫌がるサインがたくさん出る前にやめましょう。
そもそも猫は拘束が苦手なため、爪切りは寝ている間に少しずつ切るなど、だましだまし行うとベター。

「ゴロ~ゴロ~……」とのどを鳴らす

マンチカンのココちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「ゴロ~ゴロ~……」とのどを鳴らすのは、子猫が母猫に甘えているときに出す音です。
これにあわせてお腹を見せる場合は、飼い主さんを信頼しているため、アピール力の高いポーズで「甘えたい、かまってほしい」と最大限に訴えています。

「カカカカッ」と鳴きながら窓の外を見る

キジトラ猫のはるちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
窓辺で「カカカカッ」という声で鳴き、窓の外を凝視している場合は、鳥などの獲物に反応していると考えられます。捕獲したいけれど、室内だからできないというもどかしい気持ちでしょう。
この姿を目撃した場合は、狩猟本能を満たすために遊びに誘うのがおすすめ。必ずおもちゃを捕まえさせるのがポイントです。

フードを「アウアウアウ……」と小さめの声で鳴きながら食べる

ねこのきもち写真投稿ギャラリー
「アウアウアウ……」と小さく鳴きながら食べ続けるのは、子猫時代の名残です。おっぱいを飲んで大満足だよ、と母猫に伝えるのと同義と考えられ、フードがおいしくて大満足なのでしょう。
基本的に食べ終わるまでそっとしておくのがベストですが、口腔内が痛い場合もこのように鳴くことがあります。もしフードを食べにくそうにしているようなら、受診も視野に入れましょう。
鳴くようになったといっても、本来猫はあまり鳴かない動物であったため、その気持ちは動作にもよく表れます。そのため、鳴き声に加えて猫の動作にも注目すると、より気持ちがわかりやすくなるはず。愛猫の行動に対して、ひとつずつ理解を深めていきたいですね。
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学講師 動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2022年3月号『解けば“コミュ力”アップ! 鳴き声×動作から読む 猫語クイズ』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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