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ビニール紐、つけ置きの漂白剤、猫にとって家の中は危険がいっぱい 事故から守るためのルールとは

人の生活環境は、猫の事故の原因となり得るものであふれています。思わぬ事故を防ぐためには、飼い主さんの日頃の心がけが大切。今回は、家庭内での事故から猫を守るためのルールについて、聖母坂どうぶつ病院副院長の田草川佳実先生に教えていただきました。

猫が誤食しそうなものを出しっぱなしにしない

水を飲む猫
ramustagram/gettyimages
家庭内の事故で最も多いのが「誤食」です。田草川先生に、猫が誤食しやすいものトップ3を教えていただきました。

1位:獲物のような形・動きの「おもちゃ」
2位:ヘビのような動きをする「ヒモやリボン」
3位:カサカサ音や食べ物のニオイが猫の気を引く「ビニール類」

誤食したものを吐いたりウンチと一緒に排出したりできればよいのですが、必ずしもそうはいきません。場合によっては、腸閉塞を起こして開腹手術が必要になったり、腸の損傷や腹膜炎により命を落としたりすることもあります。猫が誤食しそうなものは出しっぱなしにせず、猫が開けられない引き出しなどに片付けましょう。

お風呂場のドアと浴槽の蓋を閉めておく

階段の下で待つ猫
Peter Muller/gettyimages
お風呂場で起きやすい事故は、お湯を張った浴槽への落下です。落ちた猫がお湯から出ようとしても、浴槽の壁がツルツルして滑ったり、パニックを起こしたりしてうまく出られず、溺れてしまう事故が実際に起きています。このほか、シャンプー類やつけ置きしている洗剤・漂白剤などを舐めるリスクも。猫をお風呂場に出入りさせるのはやめて、ドアと浴槽の蓋をしっかり閉めることを習慣にしましょう。

電源コードはカバーやボックスで覆う

毛づくろいする猫
rai/gettyimages
電源コードは、ヒモ状で触るとクネクネ動くことから、猫の興味を引きやすいアイテム。しかし、噛んで遊んでしまうと、誤食だけでなく感電するおそれがあります。電気コードは壁に沿わせて固定し、市販のカバーで覆うなどして猫が触れないように工夫しましょう。

裁縫や編み物をするときは猫を近づけない

ソファの上でくつろぐ猫
kaorinne/gettyimages
猫が誤食しやすいものとして、糸の付いた縫い針・まち針・毛糸などがあります。注意して見ているつもりでも、目を離した一瞬の隙に誤食してしまうことも。裁縫や編み物をするときは、あらかじめ猫をケージに入れたり、別室に移したりしておくと安心です。作業が終わったあとは針の本数を確認して、床に落としていないか十分に確認してくださいね。
ほんのささいなことでも事故の原因となり得るので、「うちは大丈夫」という過信は禁物です。事故が起こってから後悔しても手遅れなので、後回しにせず、しっかりと対策をとってあげてくださいね。
お話を伺った先生/田草川佳実先生(聖母坂どうぶつ病院副院長)
参考/「ねこのきもち」2022年4月号『「うちは大丈夫」って思ってない?誤食・脱走・閉じ込めetc. 愛猫を事故から守る10のルール』
文/柏田ゆき
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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