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子猫が我が家にやってきた まず必要な対応と、お手入れを始めるタイミング

子猫を飼い始める飼い主さんのなかには、初めて猫を飼うという方もいるでしょう。そこで今回は、子猫を飼い始めたときの対応や注意点、お手入れ開始のタイミングについて、ねこのきもち獣医師相談室の丸山知美先生にお話を伺いました。

子猫への対応で気をつけたいことは?

キジトラ猫の寅吉ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

夜鳴きへの対応はどうすればいい?

――子猫が夜鳴きなどすることもあるかと思いますが、どのように対応したらいいでしょうか?

丸山先生:
「心苦しく感じることもあるかもしれませんが、お互いのより良い生活のため、鳴いても誰も来てくれない、ケージから出してもらえない、と先に覚えたほうが夜鳴きは軽減します。
先住の猫などがいる・いないにかかわらず、小さい空間のほうが落ち着きやすいため、お迎え当初はケージ内に入れておいたほうがいいでしょう。夜鳴きがひどいときはケージごと布類などでおおい、暗くしてあげることで落ち着く場合もあります。
また子猫は体温調整が難しいため、湯たんぽやペット用ヒーターなどの保温器具で体を温めてあげることで、睡眠を促しやすくしてもいいでしょう。なお、使用の際はやけどに気をつけてくださいね」

子猫に名前を覚えてもらうときにやってはいけないことは?

――子猫に名前を覚えてもらううえで、やってはいけないことがあれば教えてください。

丸山先生:
「まず、名前で怒るのはNGです。また、愛称などいくつかの名前で呼ばれてしまうと、小さいうちは混乱するかもしれません。最初はひとつの名前で呼び続け、名前を呼んだら少量のおやつをあげるなどして、名前を呼ばれるといいことがある!と覚えてもらうのもいいでしょう」

先住猫がいる場合の準備は?

キジトラ猫のさくやちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――先住猫と子猫を対面させるとき、前もってどのような準備をすればいいでしょうか。

丸山先生:
「まずは子猫用のケージを準備します。部屋を分けられるように準備できるとなおいいでしょう。いきなり接触をさせるのは、精神的にも病気の予防の観点からも不安です。先住猫、子猫ともに、体調や精神状態をチェックし、ワクチン接種や寄生虫・ウイルスなどの検査もすませておいてください」

子猫のお手入れはいつから開始する?

茶トラ猫のまるちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

歯磨きトレーニングはいつごろから開始する?

――子猫の歯磨きトレーニングはいつごろから始めるべきでしょうか?

丸山先生:
「小さければ小さいほうがいいでしょう。もちろん乳歯が萌出した時期(生後2週齢)からにはなりますが、その前からも口を触るなどの練習はしておくといいかと思います」

爪切りはいつごろから開始する?

――子猫の爪切りはいつごろから、どのくらいの頻度で切るのがいいのでしょうか?

丸山先生:
「生後2~3週くらいから、当たるとチクチクする場合は切ってもいいでしょう。先端の1~2mm、白いところだけを切ってあげてください。子猫の爪はどんどん伸びるため、1週間に1回切ってもとがっていることもあります」

ブラッシングはいつごろから開始する?

――子猫のブラッシングはいつごろから、どのくらいの頻度で行えばいいのでしょうか?

丸山先生:
「母猫と生活しているのであれば、母猫がある程度毛並みのお手入れもしてくれると思います。しかし、そうでないことも多いでしょう。人がお手入れする場合は、皮膚が少し頑丈になってからが望ましいため、コームのようなもので梳いてあげるのは生後1カ月くらいを目安にしてください。ブラッシングを始める前に、ブラシで少しタッチするなど、練習をしてもいいかもしれませんね」

――ありがとうございました。
新しい家族となった愛猫が幸せで快適に過ごせるよう、接し方やお手入れのポイントを知って、準備しておきたいですね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・丸山知美先生)
取材・文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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