「よく鳴く猫」と「鳴かない猫」はどう違う？　猫が鳴く理由を獣医師が解説

愛猫がよく鳴いていると「何か理由があるのかな？」と感じることもあるかと思います。今回は、「よく鳴く猫=甘えん坊」の真相や、猫がまるでしゃべっているように鳴く理由について、ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に教えていただきました。

そもそも猫はどうして鳴くの？

猫がよく鳴くときは、飼い主さんに何かしてほしいことがある場合が多いです。愛猫が何か訴えているようであれば、しっかりとお世話が行き届いているかどうかチェックしてあげましょう。

よくなく猫は甘えん坊って本当？

――お世話が行き届いていてもさらに鳴く場合、飼い主さんのことが大好きで特に甘えん坊な猫であるとも考えられますか？

白山先生：
「そうですね。鳴くことで飼い主さんが振り向いてくれたり、反応してくれたりすることを嬉しいと感じる猫もいるでしょう。それゆえ飼い主さんに気付いてほしいときや、甘えたい気持ちのときに鳴く場合もあると思います」

まるでしゃべっているような鳴き方をするのはなぜ？

――猫がまるで人がしゃべっているような鳴き方をする場合があります。これは飼い主さんの言葉を聞いて学習し、その意味をわかったうえで鳴いているのでしょうか？

白山先生：
「飼い猫は人が話している様子などを見聞きする機会が多いので、同じような音や長さで鳴いてみるということはあるかもしれません。意味がわかっているかどうかはわかりませんが、そういう鳴き方をすることで飼い主さんが喜んだり、構ってくれたりすると学習して、同じような鳴き方をしてアピールしている可能性はあるでしょう」

――ありがとうございました。

猫がよく鳴くときは「甘えたい」「喜んでほしい」「構ってほしい」などの思いを伝えていることもあるようです。愛猫のかわいい鳴き声に、しっかりと耳を傾けてあげてくださいね。

（監修：ねこのきもち獣医師相談室　獣医師・白山さとこ先生）
取材・文／柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。