猫と暮らす
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実は多い猫の「高血圧」 高齢化で増える傾向 人と違う数値や症状は
認知度の低い猫の高血圧症とは?
認知度の低い病気ですが、決して他人事ではありません。近年は猫の高齢化が進み、高血圧症を引き起こしやすくなる病気が増加傾向にあるのです。
また、健康診断で血圧測定をする動物病院も増え、高血圧症の診断数も増加傾向にあります。
猫の高血圧症ってどんな状態のこと?
人の場合、原因不明なことも多いものの、猫の場合は慢性腎臓病などの基礎疾患から発症する、二次性のものが多い傾向に。
繊細な猫は血圧が変動しやすいため、その猫によって数値の見極めが必要ですが、目安として収縮期血圧が150mmHg以上、拡張期血圧が95mmHgなら、高血圧症の疑いがあるといえるでしょう。
猫の高血圧症はどんな症状が出るの?
目……放っておくと失明のおそれ
猫がうまくジャンプできなくなっていたり、瞳孔の動きや目の奥の色に違和感があったりするときは、すぐに動物病院を受診しましょう。
腎臓……腎臓病の発症や悪化
また、もともと腎臓病だった猫の場合は、高血圧症によってさらに症状が悪化するケースも。
脳……てんかんなどの障害
心血管系……心臓肥大が起こる
投薬などで血圧を下げれば、ある程度の心臓肥大の改善が期待できるでしょう。なお、放っておくと心不全で命を失うおそれも。
参考/「ねこのきもち」2023年3月号『知られてないけど、じつは多い 猫の高血圧症って、どんな病気?』
文/田山郁
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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