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猫に噛まれたり引っかかれたとき飼い主がしてはいけないこと 

愛猫から噛まれたりひっかかれたときは対応の仕方が重要。なかには、逆に猫を攻撃的にしてしまう、NGな対応方法もあるので注意が必要です。今回は、愛猫に噛まれたり引っかかれたりしたときにしてはいけないNG対応などについて、獣医師の菊池亜都子先生に伺いました。

大声で叱る・たたく

床に横たわる猫
rai/gettyimages
感情的になって大声で叱ると、猫は飼い主さんをおそろしい存在と認識し、ますます攻撃的になることも。また、怖がらせる罰は猫を興奮させるだけでなく、これまで築いてきた信頼関係を壊しかねない危険な行為なので、絶対に猫をたたいたりしてはいけません。物を落とすなどして脅かすといったことも、恐怖心を与えてしまうのでNGです。

大きなリアクションをする

窓辺に横たわる猫
Sergii Vasylchenko/gettyimages
噛まれたり引っかかれたりすると、思わず声を出したり、大きな動きをしたりしがちですが、それが猫をますます興奮させてしまう結果にもなり、逆効果になります。猫に攻撃されても、できるだけ無言でノーリアクションを心がけてください。

必要以上になだめる・フードを与える

頭をなでられる猫
ByoungJoo/gettyimages
猫を必要以上になだめたりフードを与えたりすると、「噛んだり引っかいたりするとかまってくれる・イイコトが起こる」と学習して、攻撃を繰り返すようになるリスクがあり、一度そのように覚えるとやめさせるのが困難になります。

ただし、猫が興奮して攻撃的になっている場合におやつを与えることは、気をそらすための手段になる場合もあるので、状況に応じて対応しましょう。

猫が噛んだり引っかいたりしたときの正しい対応方法とは

階段から覗く子猫
bombermoon/gettyimages
ここからは、猫に噛まれたり引っかかれたりしてしまったときの、正しい対応法をご紹介します。

していたことを無言でやめる

遊んだりなでたりしていたときに猫が攻撃してきたら、その手を動かすのをやめて静止をし、「噛んだり引っかいたりしたら楽しいことが終わってしまう」と覚えさせましょう。また、その場を立ち去るのもいいでしょう。こうすることで猫は徐々にクールダウンし、落ち着きを取り戻すはずです。

体を丸めてかがみ込む

猫が本気で攻撃してきて興奮状態の場合は、そばに立っているだけでも威圧感を与え、刺激してしまうことがあります。体を丸めてかがみ込み、防御の姿勢をとり続けましょう。猫が落ち着いたと思ってもすぐに立ち上がらず、低い姿勢のまま、ゆっくり這うようにして少しずつ猫から離れてください。
猫に噛まれたり引っかかれたりすると、つい大きなリアクションをしたり必要以上になだめようとしたりする人は多いもの。愛猫に余計な興奮や恐怖心を与えないためにも、攻撃されてもできるだけ慌てず冷静に対応しましょう。
お話を伺った先生/菊池亜都子先生(獣医師)
参考/「ねこのきもち」2023年3月号『マンガで解説 愛猫の困った行動をSTOP! 噛む引っかく「猫の気持ち」って?』
文/宮下早希
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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