猫と暮らす
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実はやつあたり?驚いてる? 猫が噛む・引っかく対策は理由によって異なる
やつあたりで噛む・引っかく場合の対策方法
このように、やつあたりで噛んだり引っかいたりしてくる場合は、できることなら、愛猫が興奮するきっかけを与えないことが大切です。窓のそばまで外猫が来るなら、その窓にはブラインドをつけるなど、外を見えにくくする工夫を。猫が興奮していたら近づくと攻撃されるリスクがあるので、落ち着くまで距離を置いて見守りましょう。
驚いて噛む・引っかく場合の対策方法
こういったいわゆる“ビビり”の猫の近くでは、とくに大きな声や音を出さないよう意識して、猫を驚かせないように注意しましょう。大きな声や音を出さないよう対策することで、噛んだり引っかいたりされるリスクが低くなるとともに、愛猫が安心し、リラックスして過ごせるようになります。
恐怖心から噛む・引っかく場合の対策方法
爪切りが苦手な猫なら、まずは道具を見慣れさせ、足先を触られても大丈夫になってから1本ずつ切るなど、少しずつ段階を踏んで慣れさせましょう。やりながらごほうびを与えて「イイコト」と結びつけることで、苦手意識を軽減させるのもおすすめです。
要求を通したくて噛む・引っかく場合の対策方法
この場合は、猫が学習して覚えてしまったことを忘れさせるために、猫がアピールしなくても満足できる工夫をしてみましょう。たとえば、要求してきそうな時間になる前に先回りしてフードを与えたり、ゲーム感覚で時間をかけてフードを食べられるおもちゃを利用したりするのもいいでしょう。
狩猟本能から噛む・引っかく場合の対策方法
この場合は、猫がすぐにハンター気分にならないよう、日常的に狩猟本能を満たしてあげることが大切。愛猫が噛んでくるパターンを見極めて、攻撃される前に飼い主さんから遊びに誘い、欲求を満たしてあげましょう。また、猫の近くでバタバタ歩かないように気をつけることも大切です。
イライラに限界がきて噛む・引っかく場合の対策方法
耳を反らす、瞳孔が開く、しっぽをパタパタ振る、といった変化は猫のイライラサイン。そのままなで続けていると限界がきて、攻撃されるリスクが高いので、これらのサインを見逃さず、気づいたらすぐになでるのをやめましょう。
参考/「ねこのきもち」2023年3月号『マンガで解説 愛猫の困った行動をSTOP! 噛む引っかく「猫の気持ち」って?』
文/宮下早希
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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