猫と暮らす
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子猫は保護されないと生きていけない理由 まずすべきことやお世話のポイントを獣医師に聞いた
子猫が保護されなければ生きていけない理由を、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に伺いました。
自分で体温調節ができない
生後1週間程度まで、自分では体温の調節ができない子猫たち。そのため、母猫がそばにいるのであれば、母猫の体に寄り添って体温を保ちます。
人が母猫の役割をするのであれば、子猫の寝床を母猫の体温に近い30~35℃程度にキープしてあげる必要があります。その際、タオルで包んだ湯たんぽやペット用のヒーターなどを利用するとよいでしょう。
また、室温は24~25℃に保つようにします。
自力で排泄ができない
人が育てる場合には、母猫の代わりに肛門近くを刺激してあげなければなりません。その際は、ガーゼをぬるま湯に浸したものを使用し、食前に行います。
ガーゼで肛門の近くをトントンと軽くたたくことで、オシッコやウンチの排泄を助けてあげましょう。
1日に何度もミルクを飲む必要がある
人が母猫の代わりに育てるのであれば、子猫用のミルクを猫の体温と同じ程度に温めて哺乳瓶(子猫が弱っている場合にはスポイト)で飲ませる必要があります。
子猫にミルクを与える頻度は、出生時から生後4日頃までは3時間ごとに1日6~8回。生後5日から2週間頃までは1日5~6回、2週間から3週間頃までは1日4~5回が目安となります。
子猫を育てる上で分からないこと、困ったことなどがあれば、獣医師の先生の力を借りましょう。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『【獣医師監修】授乳期の子猫を迎えたら…お世話の方法や必要なグッズを解説』
文/藤真もとみ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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