1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 飼い方
  4. 飼い始め
  5. 子猫は保護されないと生きていけない理由 まずすべきことやお世話のポイントを獣医師に聞いた

猫と暮らす

UP DATE

子猫は保護されないと生きていけない理由 まずすべきことやお世話のポイントを獣医師に聞いた

成猫ならば当たり前にできることでも、授乳期の子猫にはできないことが多くあります。そのため子猫が生きていくためには、母猫、もしくは人の保護が不可欠です。
子猫が保護されなければ生きていけない理由を、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に伺いました。

自分で体温調節ができない

アメリカンショートヘアのシャルちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
子猫が保護されないと生きていけない大きな理由のひとつが、「自分で体温の保持ができない」ためです。
生後1週間程度まで、自分では体温の調節ができない子猫たち。そのため、母猫がそばにいるのであれば、母猫の体に寄り添って体温を保ちます。

人が母猫の役割をするのであれば、子猫の寝床を母猫の体温に近い30~35℃程度にキープしてあげる必要があります。その際、タオルで包んだ湯たんぽやペット用のヒーターなどを利用するとよいでしょう。
また、室温は24~25℃に保つようにします。

自力で排泄ができない

2匹のブリティッシュショートヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
3週齢前後までの子猫は、母猫が子猫のお尻をなめることで排泄します。

人が育てる場合には、母猫の代わりに肛門近くを刺激してあげなければなりません。その際は、ガーゼをぬるま湯に浸したものを使用し、食前に行います。

ガーゼで肛門の近くをトントンと軽くたたくことで、オシッコやウンチの排泄を助けてあげましょう。

1日に何度もミルクを飲む必要がある

メインクーンのLouis君
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
生後3週間までの子猫は、ミルクだけを飲む授乳期。毎日数時間おきに、ミルクを飲みながら育ちます。

人が母猫の代わりに育てるのであれば、子猫用のミルクを猫の体温と同じ程度に温めて哺乳瓶(子猫が弱っている場合にはスポイト)で飲ませる必要があります。

子猫にミルクを与える頻度は、出生時から生後4日頃までは3時間ごとに1日6~8回。生後5日から2週間頃までは1日5~6回、2週間から3週間頃までは1日4~5回が目安となります。
母猫や人の保護がなければ生きてはいけない子猫たち。もしも授乳期の子猫を育てることになったときは、母猫と一緒にいるような環境を作ってあげることが大切です。

子猫を育てる上で分からないこと、困ったことなどがあれば、獣医師の先生の力を借りましょう。
(ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『【獣医師監修】授乳期の子猫を迎えたら…お世話の方法や必要なグッズを解説』
文/藤真もとみ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る